レオナルド・ディカプリオの華麗なる不動産遍歴
レオナルド・ディカプリオは、『ウルフ・オブ・ウォールストリート』と『グレート・ギャツビー』を足して2で割ったような人物だ。過去30年間、不動産をガールフレンドを変えるほどの頻度で売買してきたのも当然だろう。アカデミー賞受賞俳優で、かつては『タイタニック』でケイト・ウィンスレットと凍える海で救命ボートを共にした男、そして『ギルバート・グレープ』での鮮烈なハリウッドデビュー以来世界中で愛されてきた彼は、現在、カリフォルニアからニューヨーク、さらにはベリーズのプライベートアイランドまで、各地に不動産を所有している。 彼がいつどこに滞在しているのか、そして過去に手放した邸宅を把握するために、彼の最も注目すべき不動産購入歴をまとめた。US版「エル・デコ」より。
オリオール・ウェイ 9045番地/ロサンゼルス
レオナルド・ディカプリオがハリウッド不動産界に初進出を果たした90年代に手に入れたオリオール・ウェイ 9045番地の邸宅は、二度見や、四度見する価値がある。今では4つの隣接する不動産からなる複合施設で、その始まりはマドンナから250万ドル(約3億7,000万円)で購入した最初の物件だ。 どうやらそこで暮らすのが気に入ったのか、ディカプリオは隣接する家を次々と吸収していった。この複合施設には、飛び込み用のものからフルサイズのプールまで複数のプール、ソーラーパネル、プライバシーを確保するためのたくさんの生垣と木々、そして有名なバスケットコート(ディカプリオが裁判沙汰になったことで有名)がある。 不動産情報サイトのMansion Globalによると、この邸宅は5エーカー(約2万平米)にわたる5つの土地区画から成るため、彼が5軒目を手に入れるかどうかは時間の問題だ。それは次の選挙の夜にパーティーを開いたり、ハリウッドの大物たちに貸し出す場所になるかもしれない。
アンジェラス通り1675番地/ロサンゼルス
レオナルド・ディカプリオの元シルバーレイクの住居は、不動産転売の成功例だ。彼は1999年、一見普通な価格の76万9500ドル(約1億1,400万円)で、この4006平方フィート(約370平米)のスペイン風ハシエンダスタイルの邸宅を購入した。しかし、20年後、売却し、78万5500ドル(約1億1,600万円)の綺麗な利益を上げた。 Curbed Los Angelesによると、新しいオーナーは元の時代のディテールを大幅に変更した。スペイン風やアールデコ調のタイルワークが施されていた特定のバスルームや暖炉、屋外パビリオンのブリキ天井、オリジナルキッチンなどが消えてしまった。 現在所有者である人物は、むき出しのレンガの汚れ止めパネル、複数のワインセラー、4つのベッドルームの輝く白いモダンな雰囲気を楽しんでいる。さらに、オスカー受賞者の元住居であるという自慢の権利も手に入れたのだ。