【マリーンC】テンカジョウがハイペースを味方に鮮やかに差し切り勝ち 5馬身差で重賞初制覇を飾る
ザオは大健闘の3着
クラヴィコードも札幌で連勝しての参戦だった。最内枠からスタートするも今回が2度目の騎乗だった笹川翼騎手は、道中砂を被らないように騎乗していたように感じた。外を回るロスがあり、4角で勝ち馬と比較すると脚色は良くなかったが、最後までしぶとく食い下がり、最後は競り勝って2着に入ったことは評価したい。 前走で戻した馬体を維持して出走したザオは、序盤は前2頭を見ながらのレース。その後は手応え良く並びかけ、直線に向いた時点では「おっ!」と思わせた吉原寛人騎手の騎乗も見事だった。最後は脚色が鈍り、アタマ差の3着に終わったが、大健闘と言っていいだろう。 ライタープロフィール 三木俊幸 編集者として競馬に携わった後、フリーランスとなる。現在はカメラマンとしてJRAや地方競馬など国内外の競馬場を飛び回りつつ、ライターとしても執筆している。
三木俊幸