NBAダラス・マーベリックス入りした馬場雄大の契約内容判明。開幕ロスターを勝ち取れるのか?
Bリーグで過去2シーズン、アルバルク東京の優勝に貢献した馬場雄大(23)が、米プロバスケットボールNBAのダラス・マーベリックスと契約し、夢の実現に向かって前進した。 契約内容はエキシビット10契約。関係者によると、馬場は開幕ロスターを目指してマーベリックスのトレーニングキャンプに参加するが、契約が保証されている選手で現在ロスターが埋まっているマーベリックスにおいて、開幕前に一度ウェーブ(解雇)され、マーベリックス傘下のGリーグチーム、テキサス・レジェンズでプレーする見通しだ。 同契約の特徴は、シーズン開幕を前にチーム傘下のGリーグチームでプレーしながら45日間のNBA昇格が可能なツーウェー契約に切り替え、その後NBA本契約を目指せることと、開幕ロスター入りとツーウェー契約が実らなくても、ウェーブ後同チーム傘下のGリーグチームでプレーすることを決め60日間連続で所属すれば、5000ドル(約53万円)から5万ドル(約530万円)のボーナスが貰えるということ。同契約は、ウェーブされた選手がGリーグよりもサラリーがいい海外へ行ってしまうことを防ぐなどの目的で作られたもの。また選手を自らの傘下チームで育て、その成長を間近で見られるというNBAチームの利点もあり、馬場はマーベリックスにとってその対象となる選手だと評価されたことになる。 ツーウェー契約はNBAに近い位置にはいるが、所属のNBAチームにしか昇格できない。しかし、NBAチームからウェーブされた選手は、その後Gリーグに所属しようともフリーエージェントとしてNBAのどのチームとも契約が出来る。さらに1月5日以降はNBAチームと10日間契約も可能となり、チャンスはますます広がる。 マーベリックスは、馬場が今年7月、若手選手の登竜門となるNBAサマーリーグでトライアウトを経て所属したチーム。同リーグで馬場が与えた印象が、今回の契約に繋がった。