大型トラックと船舶の両方に対応する急速充電器が登場! 港湾の電動化が進みそう!?
ソーラーパネル3600枚による再生可能電力
メガワット・チャージャーはETCAが備えるマイクログリッドに接続されている。この電力網はエネルギーの生産・貯蔵・供給まで統合したもので、屋上に設置した3600枚のソーラーパネルと、定置式の蓄電用バッテリー、乗用車用の119台のEV充電器、水素を製造するための電気分解装置やその他の研究用機器などを含んでいる。 (EV充電器は主に従業員用とのことで、AC普通充電が110基、DC急速充電が9基) 様々な船舶、車両、バッテリータイプに対応するべく、新開発のメガワット・チャージャーは、2つの異なるアームを備えている。海上に張り出した1本の回転式アームは船舶専用となり、もう一本のアームは大型トラック・バスの充電用に2つの充電口を備えるようだ。 シェルはこのイノベーションが標準規格となり、ユーザーが異なるケーブルとコネクターを使い分ける必要がなくなることを願っている。それぞれのアームはCCS方式のセカンドアダプターを備え、様々な車両や船舶を充電できるという。 今回のメガワット・チャージャーはデモンストレーション用のセットアップだが、実際に利用可能となっており、メガワット充電機能を備えた車両や船舶であれば事前に予約すれば訪問可能だ。