“巨大タワマン”の乱立で「東京タワー」がどこからも見えなくなる…!港区「最後の聖域」で繰り広げられる「仁義なき“眺望”決戦」
店の代表者からの回答
東京のシンボルとして愛されてきた東京タワー。その真横に巨大なタワーマンションが建つのではないか――。 【写真】富士山が見えないから…中国資本ホテルがヒノキを無断伐採した、ひどい現場 現在、不動産界隈でそんな噂がまことしやかに囁かれている。 候補地と目されているのが、『東京 芝 とうふ屋うかい』(※以下とうふ屋うかい、運営元を指す場合はうかいとする)が店を構える約6000㎡の土地だ。 前編記事『「東京タワー」再開発が「意外すぎる展開」に…やはり真横に「巨大タワマン」ができるのか? 開発候補地に立つ超有名料亭が明かした「衝撃の内幕」』では、とうふ屋うかいのフロント責任者にことの真相を聞いている。 その後、さらに詳しい話を聞くために店に連絡を入れると、とうふ屋うかいの代表者から折り返しの電話がかかってきた。 ――TOKYO TOWER側から立ち退きの打診がありましたか? 「そのようですが……運営会社が直接やりとりしているので現場の私どもはよくわかりません。2021年の報道時も『お店がなくなってしまうのか? 』というお客様からの問い合わせはたくさんありました」 ――具体的にはどのような打診内容だったのでしょうか?
運営元にも質問状を送ったが…
「それはわかりません。運営会社がやりとりをしているので」 ――打診があった際、うかい側は出ていかないと答えたのでしょうか? 「詳しくはわかりません」 ――いつそのような提案がありましたか? 「わからないです」 ――先ほどのフロント責任者は再開発プロジェクト自体が白紙になったと話していました。白紙に戻ったのはいつでしょうか? 「それもわからないんです。いや、といいますか、白紙になっていません。白紙になったかどうかもわからない状況です」 後日、東京タワー周辺の再開発をめぐる噂の真偽について、運営元のうかいに質問状を送ったが、期日までに回答はなかった。
再開発プロジェクトは本当に白紙なのか
情報が錯綜する東京タワー周辺の再開発プロジェクト。 そこで、当事者であるTOKYO TOWERにプロジェクトの進捗を問い合わせたところ、「(再開発に関する)勉強は継続しているが、具体的内容や方針、今後のスケジュールなどは全く未定」と回答した。 パートナーに選ばれた三井不動産も「TOKYO TOWER 社とともに、TOKYO TOWER 社の保有不動産の有効活用について検討していることは事実だが、具体的な内容・方針等については未定」とのことだった。 どうやら再開発の計画自体が完全になくなったわけではないようだ。 ただし、とうふ屋うかいが立つ土地に今後タワーマンションが建設されるという噂については、「当該地は他社様が事業されている場所につき、コメントは差し控える」(TOKYO TOWER)と明言を避けた。 では、再開発プロジェクトが実際に始動した場合、東京タワーの真横にはどのような建物が建つ可能性があるのか。三井不動産で都市開発に携わった経験を持つ、オラガ総研代表取締役の牧野知弘氏は次のように語る。
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