「スキマバイト」活用、企業の4割が前向き ~人手不足解消の期待も、品質低下や情報漏洩に懸念~
働き方の多様化と人手不足の深刻化により、スポットワークは多くの働き手と企業の有力な選択肢として期待される
スポットワーク(スキマバイト)を請け負うスポットワーカーの活用は、急な欠員が出た際や繁忙期などにおいて企業の人員確保の手助けとなるほか、人材の長期雇用への引き抜きが一般的に可能であるため、中長期的な人手不足の解消効果も期待される。 本アンケートでは、スポットワーカーの活用に前向きな企業は4割近くとなり、人手不足の解消効果を期待するコメントが複数あがっていた。また、働き手が隙間時間を使うことによる社会全体の生産性向上を期待する声も聞かれた。 一方で、活用に興味がない企業は半数だった。専門的なスキルや技術を要する仕事では依頼できる業務はないとする声が多いほか、対応できる業務があっても、品質の低下や作業効率の悪化、情報漏洩などさまざまなリスクを懸念する様子がうかがえた。 企業におけるスポットワーカーの活用は、自社業務との相性の見極めが欠かせないほか、費用・時間のコストおよびリスクへの対応など解決すべき課題はありそうだが、働き方の多様化と人手不足の深刻化により、スポットワークは多くの働き手と企業の有力な選択肢として期待されよう。 有効回答企業:1685社 アンケート期間:2024年11月8日~12日