手拍子や歌、園児も参加 花岡幼年長招き善覚寺で演奏会 三重・松阪
三重県松阪市大黒田町の市立花岡幼稚園(辻木愼吾園長、62人)の年長24人は17日午前10時から同町の善覚寺(小林正明住職)を訪れ、ミニコンサートを楽しんだ。 地域のつながりを深めようと、同町自治会(西本忠義会長、約535世帯)の協力を得ながら取り組んでいる「地域探検」の一環。4月には同町の花岡神社にあるナンジャモンジャの木をはじめ、境内にある多種多様の植物などの観察を行った。コンサートは西本会長が園児たちに貴重な体験をしてもらおうと10年以上前に始めた。一時中断していたが3年前から再開した。 この日、寺を訪れた園児たちは、まず小林住職から「手を合わせることは相手への思いやりや感謝を伝えること」という講話を受けた。 ミニコンサートでは、ピアノの山本美保さん、フルートの杉阪しょうこさん、声楽ソプラノの小林住職の妻・ふきえさんの3人が、ミッキーマウスマーチや小さな世界など計7曲を披露。さらにドレミの歌と夕焼け小焼けの2曲では、地域のシニアグループがハンドベルで演奏に加わった。 園児たちは手拍子などで盛り上がり、最後は一緒に歌うなどしてコンサートを楽しんだ。 石神偉誠君は「ミッキーマウスマーチが歌えてうれしかった」と笑顔だった。