大量の洗濯物を干すのが苦手で毎日洗濯していますが、夫婦2人の1日分だと量が少なくもったいない気もしています。こまめに洗濯するのとまとめて洗濯するのではどのくらい光熱費が変わるのでしょうか?
洗濯機は、使用すればするほど光熱費が高くなります。まとめ洗いすれば、光熱費は安くなりますが、汚れが染みついてしまう可能性もあります。 本記事では、洗濯の頻度によって変わる光熱費を比較してみました。まとめ洗い以外にも、光熱費を節約する方法も紹介します。 ▼「シャワーだけ」vs「お湯をためる」1人暮らしはどっちがお得? それぞれの水道代・ガス代を比較
洗濯の回数により変わる光熱費は
夫婦2人の洗濯なら、まとめ洗いしたほうが経済的です。洗濯機は、当然ですが使用すればするほど水道代や電気代が増加します。そこで、一定の条件のもと、まとめ洗いがどれほどお得になるのか比較してみました。 <電気代の条件> ・洗濯時の消費電力量:60Wh/回 ・乾燥時の消費電力量:2290Wh/回 <水道代の条件> ・洗濯時の使用水道量:110L ・乾燥時の使用水道量:131L 公益社団法人全国家庭電気製品公正取引協議会によると、現在の電気料金の目安単価は税込みで31円/kWhです。 ■少量ずつでも毎日洗濯した場合 洗濯機を使用したときの消費電力が60Wh/回だった場合、毎日1回洗濯したときの1年間にかかる費用を計算してみましょう。 洗濯 1回に必要な費用は、「0.06kWh×31円=1.86円」です。年間にかかる費用は約679円となります。また、乾燥機を使うと「2.29kWh ×31円=70.99円」となり、年間にかかる費用は約2万5911円です。洗濯と乾燥で毎日洗濯機を使用した場合、約2万6590円の電気代となります。 なお、洗濯には水道代も必要です。大阪市の場合、水道料金は1L当たり約0.1円です。洗濯では「110L×0.1円=11円」、乾燥時には「131L×0.1円=13.1円」となります。毎日洗濯すると、水道代は年間約8797円です。 以上のことから、毎日洗濯したときの光熱費は約3万5387円となります。 ■洗濯の頻度を減らし、まとめて洗濯した場合 洗濯機で洗濯から乾燥まで行った場合の1日当たりの光熱費は、約3万5387円÷365日=約97円です。年間の洗濯回数を減らした場合、どれくらい節約になるのか考えてみましょう。