【神戸】ホームで福岡を下し首位堅持 宮代大聖「GKを見て決められた」チーム最多今季7点目
<明治安田J1:神戸1-0福岡>◇15日◇第14節◇ノエスタ 前節、今季初めて首位に立ったヴィッセル神戸がホームで福岡を下し、リーグトップの位置を堅持した。前半から3バックとMF松岡を軸とした福岡の堅い守備に手を焼く展開。良い形を作りながらも崩し切れない。それでも粘り強く戦い続け、後半27分にその牙城を破った。 ボールを引き出してゲームメークに関わる時間を増やしていたエースFW大迫が中盤で受けて1人をかわすと、左足で福岡DFの裏に浮き球のラストパス。巧みに抜け出したFW宮代が後方からのボールをダイレクトで決めた。難易度の高いシュートを決め「サコくん(大迫)が後ろで持った時は自分が飛び出す役割。1度、ボールから目線を切ってGKを見て決められた」。チーム最多となる今季7点目に胸を張った。 リードしてからは福岡のカウンターを受ける場面もあったが、神戸は労を惜しまないハードワークで最後まで自由を与えず、貫禄のウノゼロ(1-0)勝利。吉田監督は「なかなかこじ開けられなかったが、じれずにやり続けたところが勝利につながった」。22年10月以来となる4連勝の神戸が、昨季王者らしい力強さを見せつけた。【永田淳】