阪神・今朝丸裕喜 出世カラーの青色グラブお披露目 井川、青柳、大谷に続け
ラッキーカラーお披露目! 阪神の新人9選手が7日、鳴尾浜球場で自主トレを行った。ドラフト2位・今朝丸裕喜投手(18)=報徳学園高=は入寮に合わせて青色のグラブを新調。ドラフト1位・伊原陵人投手(24)=NTT西日本=とキャッチボールを行った。ヤクルト・石川モデルを5ミリ小さくしたというこだわりの相棒を手に、8日から新人合同自主トレに参加する。 青雲の志を胸に踏み出した新生活。澄み渡った空よりも鮮やかなグラブを手に球場入りした今朝丸は、鳴尾浜での初練習を終えて充実感をにじませた。 「明日(8日)からいよいよ合同自主トレが始まるという中で、いい準備ができたんじゃないかなと思います」 すっきりとした表情で「本当に気持ちよく、落ち着いて寝られました」と虎風荘での初めての朝を迎えた。この日お披露目したのが「自分の好きな色」と語る青色のグラブ。白色のひもをアクセントに、新しい革がピカピカに輝いていた。「初めはいらないかなと思って」と刺繍(ししゅう)は入れておらず、シンプルなデザインだ。 高校時代は赤やキャメルのグラブを使用していたが、プロ入りを機に好きな色をあしらった。阪神で青のグラブを使用していたのは日米通算95勝を挙げた井川慶のほか、現役では2022年に投手3冠を達成し、今オフにポスティングシステムでメジャー行きを目指している青柳らが代表的だ。ドジャース・大谷も日本ハム時代の1年目にはブルーのグラブを使っており、〝縁起がいい〟色といえる。今朝丸はさらにランニングシューズも同じカラーでそろえ、気持ちが上がる色を身にまとって大投手を目指す。 色だけではなく、操作性も重視している。高校時代から「グラブの形が好きだった」と自身と違う左腕のヤクルト・石川モデルを使用しているが、フィールディングなども考慮してさらに5ミリ小さいものをオーダーした。加えて、握ったときにウェブ部分が折れないようにするというこだわりも持つ。 この日はグラウンドを使って伊原とドラ1&ドラ2コンビでキャッチボールを行い、最後はポール間ダッシュで汗を流した。人生初の寮生活となった前夜はすき焼きが振る舞われ、「いっぱい食べました。これが毎日続くんだという思いで食べたので、(体が)大きくなれば」と笑顔。お気に入りの相棒も下ろし、万全の状態で新人合同自主トレのスタートを見据えた。