旧成田エクスプレス「ナゾの豪華個室」がサイコー!しかも格安!? “車内放送の主”と同乗して裏話いろいろ聞いた
長電はもはや「名車の博物館」状態!
乗ったスノーモンキーは信州中野駅止まり。同じプラットホームの隣の番線では、湯田中行きの旧東京メトロ日比谷線03系の3000系が接続していました。 長電では他に普通列車用として旧東急電鉄の8500系も使っていますが、山崎さんは「8500系は勾配用の抑速ブレーキを装備していないので、急な勾配が続く信州中野~湯田中駅間には入線できないんですよね」と解説します。 8500系は今後、省エネルギー車両に置き換えられる計画ですが、「長電はJR東日本と小田急、東京メトロ、東急と、いずれも首都圏で走っていた車両が集まっているのが面白い」と山崎さんは力説。 スノーモンキーについては、「大きな荷物を抱えたインバウンド(訪日)客が大勢利用するようになり、もともとは空港特急用に導入された個室や、集団お見合い式座席の設計もフィットしています」と指摘しました。 成田エクスプレス時代の面影を求めて、あるいは高嶺の花だった旧グリーン個室を体験すべく、長電に乗車する旅に出かけてはいかがでしょうか。
大塚圭一郎(共同通信社経済部次長・鉄旅オブザイヤー審査員)