【週末J2まとめ】首位の横浜FC、2位の清水がともに敗れて自動昇格決定ならず。プレーオフ出場圏内争いは3位から7位がすべて勝利|Jリーグ
【国内サッカー ニュース】明治安田J2リーグは10月19日と20日に第35節が開催。昇格決定の可能性があった上位2チームがともに敗れたほか、プレーオフ圏内争いのチームのほとんどが勝利し、熾烈な争いが続いている。
勝てば自動昇格が決まる可能性があった2チームがともに敗れた。 首位の横浜FCは、敵地でプレーオフ圏内争いをしているベガルタ仙台と対戦した。主導権を握ったのは仙台だった。6分、高い位置でボールを奪った郷家友太がクロスを入れると、このクリアボールを相良竜之介が豪快に決め、仙台が先制に成功する。 その後、横浜FCがアグレッシブな攻撃を見せる中、仙台は33分、郷家のクロスから今度はエロンが押し込み、ホームチームが前半のうちにリードを2点に広げた。 後半も横浜FCが怒涛の攻撃を見せるが、仙台が体を張った守備で対応。迎えた86分には工藤蒼生にJリーグ初得点が生まれて勝負あり。仙台が今季初めてとなる3点差をつけた勝利で勝ち点3を手にした。一方、横浜FCは21試合ぶりの敗戦となった。 2位の清水エスパルスはホームでモンテディオ山形と対戦。山形がボールを保持する中、清水は奪ってからの素早い攻撃などで敵陣に侵入していった。先制は清水。迎えた75分、矢島慎也のアーリークロスを受けたカルリーニョス・ジュニオが右足でシュート。このこぼれ球を北川航也が押し込み、先手を取ることに成功した。 だが、ここから山形が猛反撃に出る。80分、ロングフィードに坂本亘基が抜け出すと、落としを受けた高橋潤哉が左足でシュート。強烈な一撃がニアサイドに突き刺さり、試合を振り出しに戻した。勢いは止まらない。今度は87分、小西雄大のFKから後藤優介がヘディングでゴールネットを揺らし、一気に逆転に成功した。 このまま試合は終了。清水は今季のリーグ戦でホーム初黒星。逆転勝利を飾った山形は連勝を『6』に伸ばしている。 そのほか、プレーオフ圏内争いではV・ファーレン長崎がブラウブリッツ秋田に勝利して3位を維持。4位のジェフユナイテッド千葉、5位のファジアーノ岡山も勝利し、6位の仙台、7位の山形を含め、3位から7位のチームはすべて勝利を手にした。また、敗れると降格決定の可能性があった鹿児島ユナイテッドFCは、愛媛FCに大勝して望みをつなげる勝ち点3を手にしている。 ■J2リーグ第35節 結果 鹿児島 4-0 愛媛 仙台 3-0 横浜FC 千葉 2-1 甲府 秋田 1-2 長崎 清水 1-2 山形 群馬 0-0 栃木 岡山 2-1 いわき 徳島 3-0 藤枝 大分 0-0 水戸 熊本 1-1 山口