「たったこれだけで寝つきがよくなる!」睡眠の専門家に聞いた、“寝つきが悪い人”のための解決策
「夜なかなか寝つけない…」とお悩みなら
「布団に入った後に、なかなか寝付けない…」といった“睡眠”に対するお悩みはありませんか? 1日の3分の1の時間を占める睡眠には、体や脳を休めるだけでなく、免疫力をアップさせたり、新陳代謝を促したりという働きがあるのだそう。そんな睡眠が不調だと、私たちの体には様々な悪影響が出てきてしまいます。 朝の目覚めが劇的に変わる! 眠りのプロが教える「朝スッキリ起きるための4つの習慣」 そこで今回は、快眠セラピストの三橋美穂さんの著書『オトナ女子の不調と疲れに効く 眠りにいいこと100』(かんき出版)から一部抜粋して、ちょっとした工夫で夜しっかり眠れるようになる方法をご紹介いたします。
昼間は太陽光を意識して浴びる
(これに効く!)日中の眠さ、リフレッシュ、寝つき 《夜の眠気をうながす昼間の習慣》 ・公園でランチを食べる。日なたに近い日陰でも、十分な量の光を浴びることができる ・通勤中は窓の近くで光を浴びる
太陽光をしっかり浴びると夜の寝つきがよくなる
太陽光を長く浴びるほど、夜ぐっすり眠れるようになります。 イリノイ大学の研究によると、太陽光が入らないオフィスで働く人より「窓際族」といわれる人のほうが、平均46分も睡眠時間が長くて夜中に目覚めることが少なく、生活の満足度も高かったそうです。 太陽光を浴びると、神経伝達物質であるセロトニンの分泌が増え、気持ちが明るくなり、やる気が高まって日中の活動量が上がります。さらにセロトニンは、夜暗くなると眠気をうながすメラトニンに変わります。 朝の通勤中は日なたを歩き、電車の窓から外の景色を眺めましょう。昼休みに公園でランチをするのもおすすめ。太陽光を浴びる時間は、午前中から14時ごろが望ましいです。 メラトニンの分泌量は10歳以降、加齢とともに少なくなり、30歳でピークの3分の1、40歳で6分の1程度に減少します。太陽光を意識する生活を送りましょう。 【POINT】 ・年齢を重ねるとメラトニンが減り眠りが浅くなる ・太陽光を浴びるとセロトニンが増え日中の活動量がアップ ・セロトニンは夜になると眠気を誘うメラトニンに変化