【楽天】藤平尚真が巨人・大勢との会話で味わった悔しさ 来季目標は50登板&防御率1点台
楽天の藤平尚真投手(26)が29日、来季の目標に50試合登板と防御率1点台を掲げた。仙台市内で契約更改交渉に臨み、2550万円増の4000万円でサイン。今季先発から中継ぎに転向し、初めて侍ジャパンに選出されるなど大ブレイクした右腕は「今年できたんだから、絶対できないことはない」と、さらなる進化を誓った。 今季は47試合に登板し、0勝1敗1セーブ、20ホールド、防御率1・75。シーズン途中からは勝ちパターンの一角を担うまでに成長した。侍ジャパンのセットアッパーを託された今秋のプレミア12では、6試合無失点で1セーブ、12奪三振。一気に知名度を上げ、「シーズン以上に自信になった」と振り返った。 代表では巨人・大勢らから、登板に向けた気持ちのつくり方を学ぶなど収穫だらけだったが、悔しさも覚えたという。「優勝を経験した選手と話して、優勝の良さをちょっと悔しい気持ちになりながら聞いていた。チームの優勝を第一に考えてやっていきたい」。13年以来球団2度目の優勝に向け、「ミスター・ゼロ」のサムライが打者を斬る。(太田 和樹)
報知新聞社