「オーダースーツ」が1万9800円…激安&高品質で勝負する老舗の“型破り社長”とは【THE TIME,】
ところが道のりは険しく、宣伝のために朝7時から社員総出でティッシュを配ることも。 そんな宣伝費もない中始めたのが、“スーツを着て無茶なことをする”YouTube作戦でした。 なりふり構わずスーツをPRし続けたのには、ある理由があったといいます。 佐田社長: 「死んだ祖父から、“迷ったらいばらの道を行け”と幼少期から叩き込まれた。人間は怠け者だから、すぐ目先の楽な選択をしたがる。それは人間の本能だから、その本能を理性の力でねじ伏せたら、絶対にこっちに行くべきだっていうのは明確になると。それはどっちの道かというと、いばらの道になるぞと」 ■1万9800円のオーダースーツとは? 祖父の教えを守りヒットさせた1万9800円のオーダースーツ。一体、どのようなものなのか? THE TIME,マーケティング部の西堀文部員が銀座店に行ってみました! まず驚いたのが生地の多さ。リーズナブルなものから高級なものまでズラリと並んでいますが、初回限定価格の1万9800円なのは、ウール50%ポリエステル50%のもの。定価2万4800円から5000円引きです。 そして工場直販の強みは、デザイン選び。 シングルかダブルかはもちろん、襟の形、ポケットの角度、袖口のボタンの数に、ベントとよばれる裾の切れ目の位置など、細かいカスタマイズができるんです。 採寸も細かく、およそ20か所。 西堀部員: 「膝、膝も測るんだ」 採寸したら終わりではありません。普段の姿勢でしばし立っているように言われた西堀部員。すると店員さんから… 店員: 「結構体が反っていますね」 西堀部員: 「え?ウソ!私ですか?」 自分では気付かない体のクセもチェック。体が反っていると、裾の切れ目のベントがキレイに重ならないので、これもミリ単位で補正していきます。 ちなみに体型が変わっても、ウエスト周りのサイズ直しはプラスマイナス3㎝までは無料とのこと。ここまですることで、リピーターを獲得しているんです。