日本企業の東南アジア進出~受け入れられたのは“あの商品”や“昭和戦法”!?いま企業が狙う海外での戦略とは…【news23】
そして現地のスタッフも… ダナン三日月 グウェン・フー・クインさん 「ベトナムは、本当に若い人がいっぱいいるから、仕事をいっぱいしたいので、日本の企業が来たら皆仕事ができるようになると思う」 少子高齢化や人口減少に直面する日本。今こそ強みを活かし、出ていく時かもしれません。 ■“ニッポン脱出” 海外で稼ぐのはアリ? 小川彩佳キャスター: 国外に商機を見出すということですが、斎藤さんは現在ドイツにいらっしゃって、国外から日本を見て感じることはありますか? 東京大学准教授 斎藤幸平さん: 先日も、家族でラーメンを食べに行きましたが、円安の影響で2万円くらいしました。私もこれ見ながら、脱出しようかなと考えていました。 脱出のネックは、例えば日本はドイツと比べてもご飯が美味しいし、安いし、「ラーメン二郎」とか食べたくなるんですよね。日本は、そういうのを今まで内向きにしかやってこなかったけど、世界に向けて本気を出せば、まだまだビジネスチャンスはあると思います。 私が注目しているのは、「ホテル」や「食」もそうですが、小林よしのりさんの漫画で「おぼっちゃまくん」が80年代の人気作品としてありますが、今インドで「おぼっちゃまくん」が流行っているんです。 今度その新作アニメが、インド全土で放送されるようになっています。インドは人口が10億人いるので、小林さんはもう大富豪ですよね。 そういうコンテンツも海外でかなり伸びしろがあるので、チャンスはたくさんあると思います。 小川彩佳キャスター: そういった話を伺うと嬉しい一方で、VTRを見ていても逆に日本に残っていたら未来があるのかどうかも気になってしまいます。斎藤さんもドイツにずっと住み続けたいなと思われますか? 東京大学准教授 斎藤幸平さん: チャンスは海外に出たほうがあると思うので、やる気のある若い人が外へ出ていくというのはいいと思います。 ただ、日本もそれなりに安定・安全だし、食べ物もおいしいので快適ではあります。だから、成長リスクをとるか、どっちをとるかですよね。