外国人がみんな感動する日本の「神様サービス」に気づいているかい?
感謝の気持ちを忘れず「無料」を当たり前にしないのが大切
だから、イタリアの食文化から日本に来ると、本当に言葉を失うほど「マンマミーア(なんてこった!)」となるのがわかる?この気持ちわかる?(笑) イタリアでなぜコペルトの習慣が始まったか。コペルトの起源は非常に古く、中世までさかのぼる。当時の旅人は、持参した食べ物を宿で食べようとする時、宿のテーブルや食器を借りる代わりに、宿主に料金を支払っていた。この支払いが現在まで残ったんだ。こう聞くと、まぁコペルトも悪くないよね? 日本のこの素晴らしいサービスは、感謝の気持ちを忘れずに美味しく食べて、「無料」を当たり前にしないのが大切だ。日本の飲食店の魅力を守りながら、新発見の気持ちで楽しんでいこう!
● マッシ
本名はスガイ マッシミリアーノ。1983年、イタリア・ピエモンテ州生まれ。トリノ大学院文学部日本語学科を卒業し2007年から日本在住。日伊通訳者の経験を経てからフードとライフスタイルライターとして活動。書籍『イタリア人マッシがぶっとんだ、日本の神グルメ』(KADOKAWA)の他 、ヤマザキマリ著『貧乏ピッツァ』の書評など、雑誌の執筆・連載も多数。 日伊文化の違いの面白さ、日本食の魅力、食の美味しいアレンジなどをイタリア人の目線で執筆中。ロングセラー「サイゼリヤの完全攻略マニュアル」(note)は145万PV達成。
文・写真/スガイ マッシミリアーノ 編集/森本 泉(Web LEON)