外国人がみんな感動する日本の「神様サービス」に気づいているかい?
皆がマナーを守って自分が食べられる量だけをお代わりする
お米だけではなく、キャベツや味噌汁などのお代わりが無料のお店もあるよね? 食券で先に支払った定食や料理に、後から無料で追加できるシステムはさすが日本だ! イタリアでは考えられないというより、みんなたくさん食べ過ぎて短期間で赤字になりそうな気がする。 日本でこれが成り立つ理由は、皆がマナーを守って自分が食べられる量だけをお代わりするからだろう。「しっかり残さず食べ切る」という人が多い。2回以上のお代わりする人が少ないとか、お代わりしても少量とか。みんなが当たり前にできるから、このようなサービスが普及したんだね。 注文の時に、お米や麺などの量を選択できるのもありがたい。食べられる分を調整できる中で意外な驚きもある。通常サイズより、少量を選択するとなんと、数十円が安くなるのに対して大盛は無料だ。これはイタリアではほとんどない! 飲食店に隠れているもう一つの驚きは、呼び出しボタンだ。イタリアでは満席の時に店員さんをつかまえるのが大変で、呼んでいても気が付かれないことが多いのよ。ここでこの呼び出しボタンを設定することでスムーズに店員さんを呼べる。店員さん側も、どのお客さまに呼ばれているか分かりやすいよね。
イタリアではコぺルト(席料)がある店がほとんどだ
イタリアではどんなシステムがあって、どのようなサービスがあるのか、ここからは驚きがグンと増すよ。イタリアはコペルト(caperto、席料)がある店がほとんどだ。日本では一般的なレストランなどにはほぼコペルトがないのを知って、理解するまでは時間がかかった。イタリアでこのコペルトは必ず付いていて、大体メニューの1ページ目に書いてある。値段は3ユーロから5ユーロの間が一般的だ。 一体、このコペルトという席料はいつから、何が含まれているのか気になるよね? コペルトは、テーブルが「覆われる」(つまり、食事が置かれる)ことに由来すると言われている。食卓で使われる食器やカトラリー、グラス、テーブルクロス、ナプキンなど、食事をする時に一人分として用意されるものの総称なんだって。テーブルに置いてあるパンやグリッシーニ、オリーブオイル、塩胡椒も実は無料ではなく、そのコペルトに含まれているよ。初海外旅行の時にテーブルにあるものを食べたり使ったりして「最高だ!」の気持ちになるけど、実は全部有料だ。