ワイ・プロジェクトが破産管財人の管理下に、買い手を募集
「ワイ・プロジェクト(Y/PROJECT)」の親会社「インカーネーション(In-carnation)」が、破産管財人の管理下に置かれた。管財会社「2M&アソシエ(2M&associes)」を通じて買収先を探している。 【写真】9月までクリエイティブディレクターを務めたグレン・マーティンス(2019年撮影)
ワイプロジェクトは、デザイナーのヨハン・セルファティ(Yohan Serfaty)が2008年に立ち上げたブランド「ヨハン・セルファティ(Yohan Serfaty)」の名前を変更し、2011年にスタート。2013年にヨハン・セルファティが死去した後、当時ブランドのアシスタントだったグレン・マーティンス(Glenn Martens)がクリエイティブディレクターを務め、2017年にはLVMHプライズにノミネートされたほか、ANDAMファッションアワードを受賞した。2024年6月にブランド共同設立者のジャイルズ・エレイルフ(Gilles Elalouf)が死去し、9月にグレン・マーティンスが退任。それに伴い、9月29日にパリ・ファッションウィークで開催予定だった2025年春夏コレクションのランウェイショーは中止した。 売却を公表しているフランスの管財会社「2M&アソシエ(2M&associes)」は、9月30日時点でワイプロジェクトの授業員は24人、売上高は1090万ユーロに増加したと公表。10月16日までに買収希望者のオファーを求めているという。