【圧倒的な釣果が…】大阪が生んだ伝説のチニングペンシル第二弾『ラフダイバー90F(DAIWA)』が遂に発売!その実力とは!?
アーバンチニングの第一人者であり、フリーリグの名手、もりぞーこと森浩平さんによる、チニング連載「もりぞー的アーバンチニング」。今回は間もなく発売となる最新チニングペンシル「ラフダイバー90F」について徹底解説!誕生エピソードからおすすめアクション、昨年リリースされた「ラフトリック90F」との使い分けなどガッツリ語っていただきます! 【画像】「新色追加、さらに追加サイズも!?」ラフダイバーの写真ギャラリー
ルアマガ+をご覧になっている皆さま。ダイワフィールドテスターとして大阪の淀川をホームに活動中のチニング伝道師”もりぞー”こと森浩平です。 早いものでもう6月下旬。トップよし、ボトムよしのチニングハイシーズン真っ只中。私も昨年同様に、ロケや、各種アイテムのテストなどフル回転状態。今後も、高知、熊本、福岡での撮影や、愛知、静岡での店舗イベントなどが控えており、忙しいながらも楽しみです! さて、今回はいよいよ発売間近となったROUGHシリーズ第2弾「ラフダイバー90F」をご紹介したいと思います。
ラフダイバー90F(DAIWA)
ラフトリックに続く、ROUGHシリーズ第2弾「ラフダイバー90F」はチニングの聖地、大阪・淀川生まれのチニング専用ペンシルベイト。 流速が強い状況でのアップクロスキャストなど、ドッグウォーク系のペンシルだと水を掴みきれず、上滑りしてアクションが破綻してしまい、ミスバイトが多くなります。 そこでダイビングペンシルの出番となるわけですが、ブラックバス用に開発された、ダイブアクション系の、いわゆる「ミノーペンシル」の多くは、水中へダイブしながらヒラヒラ、スパスパと水を切るようなパニックアクションを得意にする浮力を高めたセッティングを特徴としています。しかし、これではクロダイは追い切れずミスバイトすることも多いため、ラインアイとリアアイを結ぶ直線状にウェイトボールを配置し、重量バランスを最適化。これにより、ダイブしつつも水を切りすぎないようにして、1枚の水をしっかりと噛ませることでフッキング率を上げ、歯がゆい状況を打破できるのがラフダイバーです。 オープンエリアでは、11gという重量と安定した飛行姿勢からくる飛距離、そしてリズミカルな連続ドッグウォークアクションを活かしたアプローチが効果的。 連続ドッグウォークアクションではバイトが得られないような低水温期や低活性時では、ポーズを入れるのが良く、3アクション1ポーズなど動と静のメリハリを活かしたアプローチ。 ピンスポットなど更に移動距離を抑えたい場面では、スローな1ダイブ1ポーズアクションも極めて有効です ラフトリック同様にフロントフックの位置を後ろ側にすることで、チヌ特有の後方からのバイトやサイドアタックに対応。 ウェイトはフロントアイとリアアイの直線上に並ぶようにセットされており、キャストした時に軌道がブレず、まっすぐに飛んでいくようになっているため、アキュラシーが要求されるピンスポット攻略や、ベイトタックルでのフルキャストシーンでも安心です。 ラフダイバーはラフトリックと同じく、ルアービルダーの今村健治朗さんがハンドメイドで作った「イマペン」がオリジナルモデル。 オリジナルはバルサモデルのラトル入り。セルロースセメントで40回以上コーティングし、チヌのバイトに耐えうるボディにしている、地元淀川で圧倒的な釣果を叩き出した伝説的ルアーです。 今回インジェクション化したことで、クオリティが下がってしまわないよう、多くのプロトタイプを作成、徹底的にテストを繰り返し、オリジナルのバルサモデルに近づけるよう試行錯誤を繰り返しました。 ラフトリックがハイアピールで魚を呼ぶ、サーチベイトとしての役割に重きをおいたペンシルベイトであるならば、ナチュラルな食わせのアクションをベースに、ミスバイトを減らしてキャッチ率を上げられるフッキング能力に重きを置いたのがラフダイバー。この2つのペンシルベイトを使い分けることで更にチヌトップの可能性が広がります。