定年目前65歳サラリーマン「退職金は2,500万円です」…目を輝かせた銀行員に〈特別プラン〉を紹介され申込も、3ヵ月後に知ったむごい事実「さすがにひどすぎます」【FPの助言】
キャンペーンや広告に惑わされないために
「私が投資未経験だから勧めたんですね。さすがにひどすぎます」がっくりと肩を落とすAさん。 日本も現在物価上昇(インフレ)が起きていますが、新興国では、私たちが想像するよりずっと深刻で異常な物価上昇(ハイパーインフレ)が先進国よりも起こりやすいのです。これは、新興国の不安定な経済状況における生活必需品の不足などが原因となって起こります。トルコやメキシコ、ブラジルなどの新興国債券は、リスク性の高い商品の1つです。 高金利のキャンペーンや広告はついつい飛びついてしまいがちですが、おいしい話には必ず条件や注意点があります。1ヵ所の銀行だけでなく、FPなど複数の機関に話を聞いて客観的に理解をしてから判断するようにしましょう。 牧元 拓也 ファイナンシャルプランナー 株式会社日本金融教育センター
牧元 拓也
【関連記事】
- 「儲かるなら自分がやれば?」と投資セミナーで質問すると
- 定年後は家でダラダラ過ごす年金16万円、65歳の元サラリーマン。「退職金と貯金で2,500万円だし、出不精・倹約家だから大丈夫」と思いきや…老後破産となったワケ【FPが解説】
- 「NISAで1,300万円消えた…。」銀行員のアドバイスで、退職金運用を始めた“年金25万円の60代夫婦”…年金に上乗せでゆとりの老後のはずが、一転、破産危機【FPが解説】
- あぁ、どうしよう…銀行員に“言われるがまま”退職金1,500万円で〈外貨建て保険〉を契約した69歳男性。「歴史的な円安」で生まれた“まさかの悩み”【CFPの助言】
- ビートたけしが年金「月6万円」にめまい、黒沢年雄「月25万円」シニア芸能人の年金額、差が生じたワケ