眠りが浅い、寝つきが悪い...長年の悩みを「スリープマスター」に相談したら、意外な“眠りのクセ”がわかった!
「睡眠のバランス」がとれていなかった理由
なぜ、あまりよくない結果になったのか? 理由は主に3つ。 1つ目は「日中の活動度が低い」こと。在宅になりPCの前にいるだけでほとんど動いていませんからね……。やはり良質な眠りのためには、日中しっかり活動することが大事だそうです。 そして2つ目は、「体の動きが多すぎる」こと。機械では、仰向け、右向き、左向き、うつ伏せの回数や割合、寝返りの回数が計測できます。私の場合、どの日も40~50回寝返りしているという結果に。 「睡眠時間は6~7時間ほど、寝返り回数は一晩で15~20回程度の方が多いです。ですが、ヒオカさんの場合、ちょっと倍ぐらい動かれていますね。今まで見てきた方の中で、一番多いかもしれません。ここから予測されるのは、例えば、まくらの高さが合っていない、マットレスが柔らかすぎる、硬すぎるということですね」と岡村さん。
なんと、たくさんの方たちの悩み相談に乗ってきた眠りのプロに、まさかの「トップオブ寝返り回数」という不名誉な称号をいただくことに……。
無自覚だった「眠りのクセ」が大判明!
でも、自覚あります。なんなら布団に入った瞬間からゴソゴソして、右でもない左でもないって、寝返りしまくっていますから。腰痛や首の痛みが治らないのも、ひょっとして寝具があっていないから、かも? そして3つ目は、「中途覚醒が多すぎる」こと。岡村さんはこう解説します。 「睡眠にはリズムがあって、眠りが浅い“レム睡眠”と、眠りが深い“ノンレム睡眠”を繰り返していきます。特に、“寝始めの3時間”でいかに深い睡眠が取れるかがポイント。寝始めの3時間は成長ホルモンが分泌されやすく、成長ホルモンは細胞を修復して疲労を回復してくれる働きをするからです。 ヒオカさんの場合、朝にかけて眠り浅くなっているのは自然なことですが、寝始めの3時間は“眠りが浅め”との測定結果で出ています。さらに特徴的なのは、朝5時~6時の明け方1時間ほど、ゴソゴソ動かれている日が多い。お手洗いに起きたり、早起きした心当たりがあるならいいのですが、心当たりがない場合は“寝具との相性がよくない”可能性があります」