眠りが浅い、寝つきが悪い...長年の悩みを「スリープマスター」に相談したら、意外な“眠りのクセ”がわかった!
スリープマスターが教える「ぐっすり眠る」コツ
そして岡村さんには、寝具以外の「快適な眠り」へのアドバイスもいただきました。 「寝る2時間前ぐらいにお風呂に入るのが理想的です。この“寝る2時間前”というのがポイントで、お風呂に入って温まったところから、2時間ほどで徐々に体温が下がってくるんです。そのときに眠気がきて、スムーズに入眠できるようになります。ですから、夏でも湯船に浸かることをおすすめします。あと、もし可能であれば、寝る前の1時間ほどはお部屋のメインの照明を消し、間接照明にして照度を下げるのがおすすめです。淡い光やオレンジ系の光にしていただくと、体が眠るモードになっていきます。 起きたときにはカーテンを開けて光を浴びましょう、とよく言われますが、人間って活動を“オフからオン”にスイッチを切り替えるのはある程度得意なんです。でも、“オンからオフ”に切り替えるのがすごく苦手なんですね。ですから、入浴や光の調節で、徐々にオフにしていくと入眠しやすくなるんです」
腰、肩、お尻…負荷が高いのは?「体圧測定」をやってみた
そして、いよいよ具体的に寝具のアドバイスをしてもらいます。 マットレスを選ぶ、といっても、実際自分の身体に合っているのかどうかって、なかなか自分ではわかりませんよね。種類がたくさんあるから、色々試すうちに、自分にどれが合っているのか、分からなくなってくるんです。 そこで、客観的に自分の身体に合っているか? を判断するために、「体圧測定」というものがあるんです。 マットレスに仰向け・横向きで寝たときに、全体の体圧が分散できているか、1か所に圧がかかり過ぎていないかを測定してくれます。圧力がかかっている場所は濃い赤やブルーになるので、マットレスに寝ながら一目で体の状態がわかります。
「レギュラー」と「ハード」の2種類のマットレスに寝てみましたが、どっちが心地いいか? という感覚に加え、体圧が分散できているのか? という客観的な点数も教えてもらえるため、選ぶ上でとても参考になります。岡村さんが詳しく解説してくれました。 ●敷き寝具が「柔らかすぎる」場合