なぜ腸内環境は悪くなるの?スーパーで買いがちな“2つの食べ物”に要注意
腸活という言葉が流行っていますが、「そもそもなぜ腸内環境が悪くなるんだろう」「なんで便通が悪くなるんだろう」そのように思ったことはないでしょうか? その原因に対処しないと、いつまでたっても腸内環境が良くならない可能性があります。 そこで今回は、なぜ腸内環境が悪くなってしまうのか、なぜ腸内に悪玉菌が増えてしまうのか、その原因について論文を基にお伝えします。ぜひ最後まで読んで、参考にしてみてくださいね!
腸内環境が悪くなる最大の原因は?
腸内環境が悪くなってしまう原因は、もちろんいろいろなものがあります。その中で、最も大きいと考えられているものの1つが消化力。消化力とは、その名前の通りですが、消化をする力のことです。 実は日本人は、体質的に海外の人と比べて消化力が弱い傾向にあると考えられています(※1)。 ・欧米人・・・昔から肉食文化で消化力が強め ・日本人・・・和食が中心だったので消化力が弱め 「日本は戦後から食の文化が欧米化してきている」と言われていると思いますが、やはり昔は和食を中心に食べてきているため、特にお肉などの脂っこいものを消化する力は弱いみたいです。 では、消化力が弱いと、具体的になぜ腸内環境に悪いのかを簡単に解説しますね。
腸内環境はどのように悪化するのか
人が食事をした時、食べたものがどのように体の中に取り込まれていくのか、その流れを簡単に言うと「口→食道→胃→小腸→大腸」このようになっています。消化活動が積極的に行われるのは、主に胃と小腸です。 そして、腸内細菌がもっとも多く住み着いているのは大腸。つまり、胃と小腸における消化力が弱くなっていると、大腸の腸内細菌に影響が出てくるのです……!(※2) ここで一度、食事をしている場面を想定してみましょう。例えば豚肉の生姜焼き定食を食べたとします。消化をしっかりとできれば、胃と小腸でお肉などの食べ物(栄養素)を分解できますよね。 でも、もし消化力が弱っていると、食べ物の分解が完全にできなくなってしまいます。その結果、消化できなかった栄養素が腸内細菌に影響を与えて、いわゆる悪玉菌が増えてしまうのです。