クロースの後継者はやはり必要? レアル・マドリードがニューカッスルのスター獲得の可能性
司令塔を獲得するのか
レアル・マドリードの今季は夏にキリアン・ムバッペの補強を実現したことで、攻撃陣の更なる進化が期待されていた。現状では、リーグ戦7勝3分と決して悪くない数字を残しているが、芳しくない試合内容や、チャンピオンズリーグのリール戦での敗北などにより、そのネームバリューに見合った活躍が出来ていない。 その中でも特に、昨季に惜しまれつつも引退したトニ・クロースの穴を埋めることが出来ていない事実を指摘する意見が多い。去年まで銀河系軍団の攻撃にスイッチを入れる役割を担ってきた司令塔が抜けた事実は重く、39歳のルカ・モドリッチに対する負担の増加や、8番を受け継いだフェデリコ・バルベルデの更なる進化が求められている。 レアル・マドリードの中盤には、モドリッチとバルベルデの他にジュード・ベリンガム、オーレリアン・チュアメニ、エドゥアルド・カマヴィンガといった選手たちが揃っている。それでも、更なる補強の噂が挙がっており、イタリア『Milan Live』はニューカッスル・ユナイテッドのスターであるサンドロ・トナーリの獲得の可能性について紹介した。 イタリア代表でもチームの心臓役を担うトナーリはレアル・マドリードにとっても獲得が実現できれば最高の人選になると見られており、かつて黄金期のイタリア代表で司令塔役を担ったアンドレア・ピルロと比較されるほどのパスセンスと戦術理解能力を兼ね備えている。 『Milan Live』はレアル・マドリードがニューカッスルに対して巨額のオファーを出せば断るのは難しいとしているが、フロリアン・ヴィルツや、トレント・アレクサンダー・アーノルドといった今後のビッグネーム獲得についても含めて考えると簡単に決断できる問題ではないだろう。レアル・マドリードフロント陣とカルロ・アンチェロッティ監督が今後どのように、司令塔役の穴を埋めていくのか注目を集める。