維新幹事長がみる自民総裁選&立憲代表選の注目ポイントは?
YouTube「選挙ドットコムちゃんねる」では、毎週選挙や政治に関連する情報を発信中です。 2024年7月28日に公開された動画のテーマは「会社経営者は政治家として大成する?」 ゲストは、起業経験のある日本維新の会・藤田文武幹事長です。拡大期のベンチャー企業の経営が、政党運営に活かせると語ります。維新の「中期経営計画」や、次の党運営を占う自民党総裁選、立憲民主党代表選についてもお伺いしました。 【このトピックのポイント】 ・ベンチャー経営と維新の会の経営の共通点 ・維新の「中期経営計画」はこう作った! ・実業家が政治家に転身する時の困難? ・自民党総裁選・立憲民主党代表選にはここを期待!
藤田氏のプロフィールは以下の通りです。 現在、日本維新の会の幹事長を務める藤田氏は、学生時代から政治家と経営者を意識し始めたとのことです。留学後、ベンチャー企業の勤務を経て2010年に会社を設立。2012年に維新政治塾の1期生として入塾したのが、政治と維新の会に接点を持った始まりだそうです。 2017年衆院選に初チャレンジ、2019年の衆院補選で初当選、2期目で日本維新の会の幹事長に就任されました。 維新は大阪の改革を通じてシンパシーがあったことと、民間の感覚を大事にする「すごいまっすぐなエネルギーを感じて、共感した」とのことです。
今回は以下の質問からいくつかピックアップして藤田氏に回答していただきました。
「成長過程にある政党を経営する」藤田幹事長の覚悟
スポーツマネジメントを学び、ベンチャー企業へ勤務した後、ご自身で会社を設立された藤田氏。 政治の世界に入られて、経営者としての発見はありましたか? 「経営は合理性を追求しないと勝てないし潰れていくし伸びないし、合理性の部分は大事」と言葉を選ぶように語り出した藤田氏。 藤田文武氏「もちろん、経営でも情の部分も大事だが、政治の世界は非効率。『情』と『理』のバランスは、経営と政治の世界では少し違うかなと思います」 藤田氏が経験したビジネスは、介護や福祉、健康医療関係。ゼロから会社を立ち上げ、従業員100人レベルに拡大するまでの経営実務を経験されています。「現場にも立ち、エッセンシャルワーカーの声を聞いてきた」との経験もあるそうです。 「従業員は100人くらいで馬鹿でかい会社ではない。経営者上がりといわれるが、世の中に経営という意味で化け物はたくさんいる」と謙遜する藤田氏ですが、「経営者としての技術を転用して政党を経営しようというコンセプトが今のやり方」と語ります。 藤田氏「経営者が政治家として大成するかわからないが、そこで学んだビジネススキルや覚悟というものは私は転用できると思っていて」