西洋音楽を打楽器と能舞で表現
24日、愛知・豊橋の「PLAT」で
フランスの現代音楽作曲家ヤニス・クセナキス(1922~2001年)の楽曲を打楽器と能舞のコラボで表現するコンサート「メタクセナキス」が、愛知県豊橋市の「穂の国とよはし芸術劇場プラット」主ホールで24日午後2時から開かれる。 豊橋出身の世界で活躍するパーカッション奏者、加藤訓子さんがプロデュースし、自ら出演する。加藤さんの演奏に合わせて、名古屋出身の能楽師、中所宜夫さんが舞う。「ルボンa・b」と「プサッファ」の2曲で、西洋の現代音楽と日本の伝統芸能が交差する。 また加藤さんが育てている若手奏者のグループ「アイエックス・パーカッションα」が、クセナキスの大曲「プレイアデス」を奏でる。世界でも演奏される機会が非常に少ない。メンバーで豊橋出身の篠崎陽子さん、濱仲陽香さんも注目だ。 中所さんは「普段は交わることがない、能の世界と現代楽曲の組み合わせを楽しんで」と呼び掛ける。加藤さんは「地元の皆さんに、打楽器奏者なら一生に一度は取り組むべき作品のプレイアデスを、若手奏者と一緒に披露することができ、私にとって一つの集大成です。多くの皆さんに聴いてもらいたい」と話す。 一般5000円、25歳以下2500円(全席指定)。当日券もある。問い合わせはプラット(0532・39・3090)へ。 【竹下貴信】
東愛知新聞社