「俺ならブロンを先発で使い、ジョーダンはベンチ、コビーは入れない」アリナスがGOAT論でレブロンを不動の1番に挙げる理由<DUNKSHOOT>
マイケル・ジョーダン(元シカゴ・ブルズほか)、コビー・ブライアント(元ロサンゼルス・レイカーズ)、レブロン・ジェームズ(レイカーズ)の誰が史上最高の選手か、「GOAT」議論は絶えない。 【動画】キング・レブロンの2023-24シーズン好プレー集はこちら! ただ、元NBA選手のギルバート・アリナスの中では、レブロンが1番で不動のようだ。 マジック・ジョンソン(元レイカーズ)とラリー・バード(元ボストン・セルティックス)の2大スターが支えた1980年代以降は、ジョーダンがブルズで1991~93年、96~98年と2度の3連覇を達成して黄金期を築いた。ジョーダンは得点王10回、歴代1位のキャリア平均30.1点、ファイナルMVP6回、シーズンMVP5回、バスケットボール殿堂入りなど、輝かしい実績を誇る。 コビーはジョーダンの正統後継者の1人で、96年にNBA入りしてレイカーズ一筋でプレー。シャキール・オニールとのコンビで2000~02年にリーグ3連覇、パウ・ガソルとのデュオで09~10年に連覇を成し遂げ、歴代4位の通算3万3643得点、オールディフェンシブ1stチーム選出9回と、攻守に優れた選手としてバスケットボール殿堂入りも果たしている。 そして、レブロンは言わずと知れた現代NBAの“キング”だ。03年のドラフト1位で指名されて以降、21年間で積み上げた得点は偉人カリーム・アブドゥル・ジャバーを上回る歴代トップの4万474点。マイアミ・ヒート、クリーブランド・キャバリアーズ、レイカーズで計4回のリーグタイトルを手にし、シーズンMVP&ファイナルMVP4回、NBA記録のオールスター出場20回など、こちらも功績を挙げれば枚挙にいとまがない。 元NBA選手のアリナスは、ユドニス・ハズレムとマイク・ミラーがホストを務めるポッドキャスト『The OGs』に出演した際、ファンからの「スタメン、ベンチ、カット:MJ(ジョーダン)、レブロン&コビー」と振り分けを尋ねられ、次のように回答している。 「俺ならブロン(レブロン)を先発で使い、ジョーダンはベンチ(控え)、コビーは(メンバーに)入れない。コビーは歴代でも一番好きな選手だけど、ジョーダンとコビーを同じチームに置くことはできない。もしジョーダンが先発して、コビーがベンチに回ったら、ジョーダンはコビーのためにコートに立たないだろう(笑)」 レブロンはジョーダンやコビーのような“キラースティンクト”(相手にとどめを刺す本能)は持っていないかもしれないが、ゲームを始めるには確実な選択肢だとアリナスは主張。一方で、重要な局面ではジョーダンのほうが良いオプションだとしている。 「もしコビーを先発させても、ジョーダンの代役にはならない。だから、コーチとして安全な選択をするつもりだ。レブロンを先発で使い、ジョーダンをベンチスタートにし、レブロンと交代させる。その後、レブロンが試合に出ることはない。それは確かだ」 三者三様でプレースタイルが異なり、選ぶ側の趣向で誰が“史上最高”になるかは大きく左右されるが、アリナスの中ではレブロンがNo.1というのは揺らがないようだ。 構成●ダンクシュート編集部
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