「昨年に負けず劣らずの好状態」 スプリンターズS連覇へ仕上がり万全
元厩務員の経歴を持つ敏腕記者・スポーツニッポン田井秀一氏が23日、netkeibaTV『前走から一変! 好調馬体チョイス』に出演。29日(日)に中山競馬場で行われるスプリンターズステークス(3歳上・GI・芝1200m)出走馬の中から、馬体・状態が大きく変わってきた好走期待馬について解説した。 【写真】ママコチャこれまでの軌跡 田井氏は複数頭の名前を挙げたが、「型通りに状態を上げている」としてママコチャを真っ先にピックアップ。同馬はレース間隔が2カ月以内なら通算【5-0-1-0】で直近4連勝中なのに対し、それ以上の間隔が空くと6連敗中であることから、「典型的な叩き良化型」と分析。5カ月半ぶりで10kg増だった前走のセントウルSは、「馬体に上積みを残した状態に映りましたが、57kgを背負って勝ちに等しい内容で、地力を示しました」と解説。叩いた今回は「毛ヅヤが一段階良化し、陽光を受けてピカピカ。筋肉の張りも向上し、馬体に迫力ある立体感が出ています」と絶賛した。 続けて「ダートでの活躍が目立つ白毛一族でソダシの妹とあって、元々筋肉量が豊富なパワー型」「臀部も強力ですが、何より前躯がたくましく、キ甲~胸の膨らみはとても牝馬とは思えないパワフルな作りをしている」と解説。スプリンターズSは急坂かつ開催終盤に行われるため、パワー型の馬体が求められる舞台とし、「パワーと機動力をまさしく体現した馬体。昨年に負けず劣らずの好状態です」と連覇を期待した。