「まずいコメの産地」から躍進! 北海道米が全国に認められるようになったワケ コメ高騰続くなか今年の収穫は?
実際に使っている映像を見ると、ドローンから次々と肥料が。 ドローンと肥料の開発が安定した収量と品質を高めていました。 (市川農場 市川範之さん)「(ゆきさやかの)種の量がまだ少ないので、希少価値のあるコメに今後もなると思う。急激に種は増えないので」
「まずいコメ」から一転!その立役者は?
かつて「まずいコメの産地」と言われた北海道。 しかし、こうした栽培技術の発展やいまも続く品種改良で、全国トップクラスの産地へと変貌を遂げました。 そしてそこに熱意のある生産者がいなければ、北海道米の成長はなかったと専門家は話します。 (北海道食文化研究会 川村周三会長)「新しい品種が出てきた、もしくは新しい栽培技術がある。それと同じくらいもしかするとそれ以上に大事な要因があって、それは生産者・農家なんです。技術を理解してそれを実行するという。それが一番大きいんじゃないかと思います」
これからも生産者の理解と努力はおいしいお米の産地・北海道を守り続けます。 かつては温暖化の影響で暖かくなったからおいしくなったとも言われていましたが、いまも良いものを出そうとする地道な品種改良と栽培技術の向上。 そして何より、コメ作りに対する生産者の理解と努力が、全国に認められるコメを築きあげてきたのです。 こういった生産者の存在も、北海道米の魅力なのかもしれません。