ユヴェントスの19歳至宝を巡り…伊記者らは「現状は“悪いキエーザ”」「保証となる選手ではない」
ユヴェントスの19歳至宝FWケナン・ユルディズについて、イタリア紙『コリエレ・デロ・スポルト』のイヴァン・ザッザローニ編集長が見解を示した。 【順位表:セリエA】 2022年夏にバイエルン・ミュンヘンの下部組織からユヴェントスへ加入し、クラブの将来を担う逸材として期待を一身に背負うユルディズ。今シーズンからトップチームの10番を託され、公式戦11試合で1ゴール2アシストの活躍を残している。トルコ代表としてもすでに主力を担い、EURO2024や直近のUEFAネーションズリーグでも全試合に出場していた。 すでにユヴェントスのレジェンドであるアレッサンドロ・デル・ピエロ氏との比較を受けている19歳だが、ローマに本拠を置く『コリエレ・デロ・スポルト』の編集長は同都市の英雄であるフランチェスコ・トッティ氏を引き合いに出し、自身の見解を示した。イタリアメディア『メディアセット』の番組内で語っている。 「ユルディズは19歳の若手だ。だが私は、フランチェスコが20歳だった時のことを覚えている。相手に6回空振りをさせたうえで、股抜きをしていた。ユルディズが悪いわけではない。彼にはポテンシャルがあり、これから成長するための時間は十分にある。だが現在の彼は、保証となる選手ではない。ユーヴェが彼に投資することは正しいと思うけどね」 続いて番組に同席したユーヴェOBマッシモ・マウロ氏も、チアゴ・モッタ監督体制では左ウィングで起用される逸材に言及。今夏にリヴァプールへ移籍したフェデリコ・キエーザと比較しつつ、現状での起用法に首を傾げた。 「私は彼が異なるプレーをするべきだと考えている。中央でプレーし、右や左に流れていた開幕戦のようにね。あの時はボールの受け方が違った。だが左サイドでは、予測され過ぎてしまうように見える。これまでのところ、彼は“悪いキエーザ”のようだ」