【大学野球】春秋連覇の早大が祝賀会開催 野球部長が挙げた3つの勝因
河野会長の言葉を受けて、印出主将は感謝を示した。 「これまでお世話していただいた保護者の方、常日頃から支援してくださる大学関係者の皆様、稲門倶楽部、OBの方々、神宮で一生懸命応援してくれる応援部、早稲田大学野球部のファンの皆様、皆さんのお力があったからこそ、ここまで勝ち上がることができました。(4年生は卒業後)新しいステージで野球を続ける者、一般就職する者もいますが、早稲田大学野球部で培った精神を大事にして、これからも頑張っていきます。3年生以下は、今年、取れなかった日本一を目標に掲げて日々、必死に練習を頑張っています。引き続きご支援をよろしくお願いいたします」 12月2日、小澤新主将以下、25年の新幹部として新たなスタートを切っている。第115代主将は決意を語った。 「春秋連覇ができたチームを間近で見られたことを良い見本として、『チーム印出』が成し遂げられなかった日本一を必ず取って、小宮山監督を日本一の監督にしたい。来年はリーグ戦創設100周年。長い六大学の歴史の中で、節目の年。早稲田が頂点にふさわしいと言われるようなチームにしていきたい。これから115期をよろしくお願いいたします」
中締めは稲門倶楽部・南川良典副会長が、早稲田大学野球部としての存在意義を語った。 「来年2025年、東京六大学野球連盟は100周年を迎えます。早稲田大学野球部の創設者、野球部の父である安部磯雄先生の生誕160周年。2026年は早稲田大学野球部が創部125年を迎えます。早稲田が強いと、社会が盛り上がると言われています。節目の年に力を結集させて、全日本大学選手権、明治神宮大会でも必ず『アレ(日本一)』をやってくれると思っております。野球のみならず、文武両道を追求する日本学生野球の真のリーダーとして、さらに成長した姿を見せてほしいと思います」 いつの時代も早稲田大学野球部は強くあり、気品、品格のあるチームを目指していく。 文=岡本朋祐
週刊ベースボール