平石洋介さん リハビリ中にPL学園主将就任 同期・上重アナ明かす満場一致の理由「先輩にも…」
元楽天監督の平石洋介さん(44)が26日に放送されたBSジャパネクストの野球トークバラエティー「ダグアウト!!!」(木曜後10・00)にゲスト出演。PL学園野球部史上初めて2桁背番号の主将として過ごした青春時代について思いを語った。 【写真】同志社大時代、主将を務めた平石洋介氏 今回、お笑いコンビ「ますだおかだ」の岡田圭右(56)とともに番組MCを務めた元日本テレビの上重聡アナウンサー(44)とはPL学園(大阪)野球部の同期で主将とエースという間柄。中学時代にプレーした八尾フレンドでもチームメートで、通っていた学習塾も一緒という親友の前とあり、リラックスしてトークも弾んだ。 そのなかで、平石さんが選んだ「PL学園事件簿ベスト3」も発表され、2位が「リハビリ中にキャプテンに任命」だった。 「2年生の4月に肩の手術をして。新チームになった時にやっとバッティングができるような状態だったんですよ。でも、ボールはまだ一切握ってないっていう状態でキャプテンに選ばれて」 PL学園野球部は選手全員の投票によって新しい主将を決めるのが伝統。そして、満場一致で選出されたのが平石さんだった。 「PLのキャプテンがプレーもできていない自分で務まるのかっていう…もの凄い葛藤があったですね」と当時を振り返るが、上重アナによると「肩を痛めて、ちょっと秋の大会も難しいんじゃないかと言われた状況の中でも全員が『平石』っていうふうに書いたぐらい人望がありましたね」と誰もが納得の人選だった。 それでも悩んだ当時の平石さん。「副キャプテンに三垣っていう。もう一人が聡なんですけど。僕にいろいろ声を。相談に乗ってくれたというか。“みんなにえらそうなことも言えん”と。“遠慮して言われへん”って言ったら“お前なに言ってんねん。みんながお前にやってほしいってキャプテンに選んだんや。ケガしてるとかリハビリ中とかプレーできないとか関係ない。思ってること遠慮なく言ってくれ”と。“みんな、お前の言うことなら受け入れる”って言われてちょっと吹っ切れた」。これで腹をくくった。 投票した側の上重アナは“平石しかいない”と考えた当時の思いを岡田に聞かれると「同級生に対しても、もっというと先輩に対しても“いや、これは間違ってると思います”っていうことを言える人間なんですよ。ちゃんと自分の筋が通っているというか。ブレないんですよね。意見をちゃんと言える。(下級生も)全員分かっているんで“間違いなく平石さんでしょう”っていう」とキッパリ。 平石さんは小学校、中学校と主将を務め、PL学園でも主将。結局、同志社大でも主将を務め、類まれなキャプテンシーを持った選手となった。 「そのあとも自分はケガしている、試合に出られない時もある、でも厳しいこともちゃんと言ってくれるっていう。そこは…つらかったと思うんですよね、試合にも出てないのにこんなこと言わなきゃいけないっていう思いもあったと思うんですけど、それをちゃんと最後までやり遂げてくれたので」と上重アナ。同期の親友に尊敬の眼差しを送っていた。