今田耕司 流行語大賞「ふてほど」で私見 ドラマファンだけど「認知度がある言葉で決めてもらいたい」
お笑い芸人の今田耕司(58)が8日放送のフジテレビ「ワイドナショー」(日曜前10・00)にコメンテーターとして出演。2日に発表された「現代用語の基礎知識選 2024ユーキャン新語・流行語大賞」に私見を述べた。 俳優・阿部サダヲ主演で、今年1月期に旋風を巻き起こしたTBS金曜ドラマ「不適切にもほどがある!」の略称「ふてほど」が年間大賞に選ばれた。「ふてほど」で壇上に立った主演の阿部サダヲが「“ふてほど”って自分たちで言った事は一度もない」を語っていた。 トップ10には年間大賞の「ふてほど」のほか、「裏金問題」「界隈」「初老ジャパン」「新紙幣」「50-50」「Bling-Bang-Bang-Born」「ホワイト案件」「名言が残せなかった」「もうええでしょう」が入った。 お笑いコンビ「さや香」新山が「この“ふてほど”も最初、もう知らん言葉が大賞や!って。で、そのあと調べたら、『不適切にもほどがある』のことなんや!って」と吐露。今田が「阿部サダヲさんも自分では、関わっている人は言ったことないって。周りが言ってる言葉よね」とフォローすると、MCの東野幸治が「周りも誰も言ってない、感じですよ。責任の所在のなすり着けあい、みたいな」とツッコミ。今田は「年間大賞ですから」と苦笑した。 選考委員を務める漫画家のやくみつる氏が3日に放送されたニッポン放送「垣花正 あなたとハッピー!」(月~木曜前8・00)で「ちょっとびっくりしたんですよ。一通りトップ10を選んだ後、さあ大賞どうしましょうっていう話になって、自分が“裏金問題”が強いかもしれないという思いがあって、まず機先を制する意味で“ふてほどがいいんじゃないですか?”っていうことを申し上げたんです」と説明。すると他の選考委員からも「それがいい、それがいい」と賛同されたそうで、やく氏は「ということで、結果満場一致に」と選考過程を明かしたことも紹介された。 今田は「まず、みんなが認知度がある言葉で決めてもらいたい」とし、「下手したら周りも知らんかったけど、“ああ、いいね!”みたいな、“知ってますよ、当然”っていうのが重なった可能性もある」と指摘した。 「ドラマ見ていた人間からしたら、めちゃくちゃ面白かったし、“これなんや!”って普通に思ったけど」とも。それでも「この言葉が浸透してないとダメですよね」とした。