衆院選での自民党の戦略は?視聴者からの疑問に自民党・小泉進次郎選対委員長が答える!
選対委員長として力を入れていることは?
インタビューは、選対委員長としての仕事に移ります。 MC山本「選対委員長として最も力を入れている仕掛けは?」 これについて、小泉氏は「一番は、候補者擁立。多様な人材を立候補させること」と説明しました。 小泉氏によると、自民党の候補者は今回、「女性」「平成生まれ」「20代」が過去最多であるとのこと。「自民党を変えるための新たな多様な人材を立候補させる。特に比例名簿に相当増やした」と振り返りました。 MC山本が「比例名簿順位でも女性を上にしたのか?」と質問すると、小泉氏は「様々な評価の中で『この人にはしっかり勝ってもらいたい』『チャンスを提供したい』というところだったり、小選挙区のブロック別の状況と比例でどういう形で(候補者を)配置するかは、議席獲得のためにも、党の新陳代謝だったり、新しい人材というところではすごく大事なので、そこは考えた」と解説しました。
今回の衆院選で、注目されている選挙区の一つが、東京15区(江東区)。自民党は全国最年少・25歳の候補者を擁立し、小泉氏も集中的に応援に入っています。 この点について、小泉氏は東京15区を「象徴区ですよね」との認識を示しています。 候補者が孤立・孤独を抱える人を支援する活動を続けてきた経緯を踏まえ、「彼が苦しんでいる方、悩みを持っている方、100万人以上の声を聞いてきた実績がある」と紹介しつつ、「彼の挑戦を何とか支えたい、成功させたい。彼の勝利というのは1勝以上の価値がある」と断言。 「彼の姿、若い世代の挑戦を応援する自民党を見て、『もしかしたら自分も政治にチャレンジできるかもしれない』と思ってもらって、『自民党から(選挙に)出たい』『こういうふうに社会・国を変えたい』という人材にメッセージを届けたい」と意図を説明しました。 他方、「接戦区で、戦況をひっくり返すために選対委員長としてできることは?」との質問に対しては、 「まず、自民党の支持層の方に『自民党の候補にしっかり(票を)入れよう』と思ってもらえることが基本。そのためにまずはしっかりとしたテコ入れをやる」として、公明党を含めて協力体制を組むことが必要との考えを示しました。 自民党が「政治とカネ」で厳しい批判を受けている中、「この問題に関係のない議員もいっぱいいる」と小泉氏。そういった候補者の地元では、支援者に対して「政治とカネに対する批判は私を含め、執行部に向けてほしい。全体の責任として取るから。しかし、この候補者は関係ないんです」と伝えているといいます。小泉氏は「応援する人の気持ちが揺らがずに『この人(候補者)は大丈夫だ』と思ってもらうことが大事だ」と語りました。