衆院選での自民党の戦略は?視聴者からの疑問に自民党・小泉進次郎選対委員長が答える!
父・純一郎氏とはどんな話を?
政策面では、最低賃金の引き上げが論点の一つに。 今回の衆院選では、自民党を含め、多くの政党が最低賃金を「1500円」に引き上げることを公約に掲げていますが、MC山本は視聴者から寄せられた「仮に1~2年後に公約実現すると、中小零細企業は成り立たない」との疑問の声を紹介しました。 これに対し、小泉氏は「1~2年後に1500円にするということはない」と否定。「最低賃金はもちろん、今まで以上のスピードで上げなければいけない」としつつ、「産業の競争力が高まり、働き手としてもしっかりと評価される形での地域経済の形に持っていきたい」と語りました。 また、視聴者からの「消費税って必要ないのでは?」という質問には、 「税は出来る限り少ない方がいいという気持ちはよく分かる」とする一方、「年金の半分は税金で賄われているし、社会保障に消費税を充てることは(旧民主党の)野田総理時代、3党合意で決められた方向性だ」とし、「社会保障の持続可能性が問われる中、どうやってそれを賄うか、消費税は一つの財源になっていることは間違いない。ただ、その在り方はインボイス、軽減税率、議論は深めていかなければならない」と述べました。 インタビューは父・小泉純一郎元総理大臣と交わす話についても及び、MC山本が「(純一郎氏と)比べられることも多いと思うが、政策や考え方で違う部分は?」と聞くと、「改革志向は共通しているが、そのアプローチは違うかもしれませんね」とコメント。 政策についての議論は、「あんまりしない」といい、「親父の性格上、口はあんまり出さないようにしようと。それはありがたいですけどね。むしろ政治じゃない話の方がいっぱいしますよ」とはにかみながら打ち明けました。 その他、「選挙の供託金の額は妥当なのか?」という質問には、「海外と比べたら日本の方が高いという指摘もある」としつつ、「それが選挙に出たい人が出られないという指摘なのだとしたら、もっと被選挙権の年齢を引き下げていいと思う。そちらのハードルを下げる方が、優先順位が高いのではないか」と提起。 小泉氏はアメリカ合衆国では10代の首長がいることを紹介した上で、「18歳もあり得る。これだけ若い人が少なくなった日本で、少しでも若い人の声を反映させるチャンスを作らなければならないのではないか」と私案を披歴し、「今度、石破総理にも話してみなければ」と語っていました。 最後に、視聴者の方にメッセージを求められると、MC山本の芸名に触れつつ、「期日前投票の認知度は上がってきたが、残念ながらハガキがないと投票できないと思われている。手ぶらで投票できるということをちゃんと伝えたい」と強調し、期日前投票を呼び掛けていました。