【公演レポート】堂珍嘉邦・森崎ウィン・LENの“選抜隊”が初共演!それぞれの個性光った「Precious Dream Night」
去る11月1日に東京・渋谷区文化総合センター大和田 さくらホールで「Precious Dream Night」が開催された。 【画像】「Precious Dream Night」より。(撮影:間野真由美)(他11件) 本公演は、日本、ミャンマー、韓国のアーティストである堂珍嘉邦、森崎ウィン、LENが出演したコンサート。3人は昨年から今年にかけて多ジャンルのアーティストが参加し、6都市で上演された「ドリーム・キャラバン」に出演した。今回は、その“選抜隊”として「Precious Dream Night」で初共演した。幕が上がると3人は、生演奏をバックにミュージカル「RENT」より「Seasons of Love」を歌唱し、リラックスした雰囲気で美しいハーモニーを響かせた。さらにLENが「On My Own」(ミュージカル「レ・ミゼラブル」)、森崎が「Waving Through A Window」(ミュージカル「ディア・エヴァン・ハンセン」)とミュージカルナンバーを立て続けに歌い、堂珍はスピッツの「美しい鰭」を清涼感あふれる歌声で届けた。 コンサートではミュージカルナンバー、ポップス、韓国テレビドラマのOST(Original Sound Track)などが日・英・韓の言語で披露され、色とりどりのパフォーマンスが展開。3人は一夜限りの珍しい顔合わせのコンサートが実現されたことを喜び、トークシーンでは、選曲秘話や開演前の“失敗”エピソードなどを、お互いへのツッコミを交えて伸び伸びと語り合った。 また、貴重なデュエットも見どころとなった本公演。森崎&LENがEd Sheeran「Thinking Out Loud」を甘く聴かせ、尾崎豊「I LOVE YOU」では堂珍がLENと韓国語で歌唱する場面も。さらに、堂珍&森崎によるCHEMISTRY「My Gift To You」では、森崎が“本家”堂珍とのデュエットに感極まった様子で、大きな笑顔を見せた。 ピアノの弾き語りはもちろん、柔らかさ、力強さを兼ね備えた歌声と驚異のロングトーンを披露したLEN、ステージ上を右に左に駆け回り、自らも踊りながら楽しそうに歌い上げた森崎、持ち前のカリスマ性と歌唱力、場をまとめる安定感で観客を惹きつけた堂珍、3人の異なる個性の掛け合いがパフォーマンスを豊かに膨らませ、まさに“プレシャス”なコラボレーションが生まれた一夜となった。 ■ Precious Dream Night 2024年11月1日(金) ※公演終了 東京都 渋谷区文化総合センター大和田 さくらホール □ スタッフ 演出:浜田和孝 音楽監督・編曲:園田涼 □ 出演 堂珍嘉邦 / 森崎ウィン / LEN プレシャス・ドリーム・バンド 園田涼(p&key) / 勝矢匠(b) / 小寺良太(ds) / 北島優一(gt) / Juny-a(multireed) ※学生席あり。 □ セットリスト ・Seasons of Love ミュージカル「RENT」より / 堂珍嘉邦、森崎ウィン、LEN ・On My Own ミュージカル「レ・ミゼラブル」より / LEN ・Waving Through A Window ミュージカル「ディア・エヴァン・ハンセン」より / 森崎ウィン ・美しい鰭 スピッツ / 堂珍嘉邦 ・Thinking Out Loud Ed Sheeran / 森崎ウィン、LEN ・Move out 森崎ウィン / 森崎ウィン ・BETWEEN SLEEP AND AWAKE 堂珍嘉邦 / 堂珍嘉邦 ・韓国ドラマOSTメドレー / LEN ・I LOVE YOU 尾崎豊 / 堂珍嘉邦、LEN ・Just the Way You Are Bruno Mars / 森崎ウィン ・When a Man Loves a Woman Percy Sledge / LEN ・Flame SING LIKE TALKING / 堂珍嘉邦 ・Automatic 宇多田ヒカル / 森崎ウィン ・My Gift to You CHEMISTRY / 堂珍嘉邦、森崎ウィン ・僕こそ音楽 ミュージカル「Mozart!」より / 堂珍嘉邦 ・Hey Jude The Beatles / 堂珍嘉邦、森崎ウィン、LEN