Marshall、空間オーディオ機能搭載のANCワイヤレスヘッドホン「Monitor III A.N.C」
完実電気は、同社が取り扱うMarshallより、空間オーディオ対応のANCワイヤレスヘッドホン「Monitor III A.N.C」を、10月25日(金)より発売する。価格はオープンだが、税込54,980円前後での実売が予想される。 【画像】「グリーン・デイ」のフロントマン兼ギタリスト・ビリー・ジョー・アームストロング氏 Monitor III A.N.C(型番:Monitor III ANC Black)は、空間オーディオ技術を搭載し、アクティブノイズキャンセリング(ANC)機能やバッテリー性能を前モデルより進化させたワイヤレスヘッドホン。本モデルのイメージモデルとして、バンド「グリーン・デイ」のフロントマン兼ギタリストであり、JCM900やPlexi 1959SLPといったMarshallアンプを愛用している、ビリー・ジョー・アームストロング氏を起用する。 ANC機能では、周囲の環境音を継続的に測定して不要な音をカットする新技術を導入し、前モデルから大幅にアップグレードを果たしたとアピール。ノイズキャンセリング効果は低/中/高の3段階から選択可能で、自分の好みに合わせて調整できる。ほか、外音を取り込むトランスペアレンシーモードもサポートする。 サウンド面では32mm径のダイナミックドライバーを搭載。ドライバーの位置を調整してクッション内部に耳が入るスペースを増やしたことで、より豊かなシグネチャーサウンドを再生すると謳う。また再生中の音楽と周囲の環境を常にモニタリングし、各シーンに応じて音のバランスを調整する「アダプティブラウドネス機能」を搭載。これにより、再生場所や音量に関係なく高域、中域、低域を最適な音で再生するという。 空間オーディオ機能はオンにすることで音の存在感が広がり、より没入感のあるサウンドが感じられると説明。専用アプリ「Marshall Bluetooth」と連携することで、部屋の大きさの選択や空間効果量の調整などが行える。連続再生時間は、ANCオン使用時で最大約70時間、ANCオフ時で最大100時間ののロングバッテリーを実現。約15分の充電で最大約12時間の再生可能な急速充電もサポートする。 ヘッドホン本体は、日常的な摩耗に耐える頑丈な設計に、プレミアムハードケースに簡単に収納できる折りたたみ式デザインを採用。柔らかいイヤークッションとプラッシュヘッドバンド、さらに金属製のスイベル回転ヒンジによってどんな頭の形にも完璧にフィットし、優れた密閉性と快適さを実現するとのこと。デザイン面では、テクスチャー加工されたPUとTPUレザー、真鍮のアクセント、エンボス加工されたマーシャルロゴによって「クラシックな印象を与える」としている。 機能面では、2台の機器に同時接続可能なマルチポイント機能に対応。本体の備えるマルチダイレクショナルコントロールノブでは、再生や一時停止、曲のスキップ、音量調整、電源のオン/オフが操作できる。また通話面では内蔵する4基のマイクから、環境音の状態によって最適な組み合わせを自動的に選択することで、クリアな通話が可能だという。 Bluetoothバージョンは5.3、コーデックはSBC、AACに加えてLE AudioのLC3(※)もサポートする。再生周波数帯域は20Hz - 20kHz、インピーダンスは35Ω。本体質量は約250g。ほか付属品として、USB Type-C充電ケーブル(約22cm)、3.5mmステレオミニケーブル(約1.23m)などを同梱する。 ※取り扱い元の完実電気は「現在、LE Audio対応の準備を進めておりますものの、対応の時期につきましては現時点では未定となっております。対応の準備が整い次第、ホームページにてお知らせいたしますので、今しばらくお待ちくださいますようお願い申し上げます」と案内している
編集部 : 伴 修二郎