福祉まるごと相談室 花岡と東部地区に開設 三重・松阪
市内10カ所目、関係者ら式典
三重県松阪市は18日、市民のあらゆる相談にワンストップで対応する「福祉まるごと相談室」を市内2カ所で開設した。駅部田町の第五地域包括支援センター内に花岡地区を、早馬瀬町のJAみえなか旧漕代支店内に東部地区を担当する相談室をそれぞれ設置。両所でオープニングセレモニーを行い、花岡地区では午後2時15分から関係者らが開設を祝った。2カ所の開設で市内の相談室は10カ所目。 福祉まるごと相談室は地域の身近な相談先として、日頃の暮らしの中での悩みや誰に相談していいか分からない話に応じる。福祉、医療、地域づくり支援職員の3職種が1チームとなり、個別支援や地域課題に対応する。中学校区ごとに開設を進めており、最終的に13カ所開設する予定。2025(令和7)年度中に残り3カ所の開設を目指している。 花岡地区のセレモニーには、花岡住民自治協議会の豊住眞会長をはじめ、市議会の中島清晴議長と市野幸男環境福祉委員長ら関係者ら約50人が参加。竹上真人市長が「この施設は皆さまに使ってもらっていろんな話を伺い解決するのが仕事。あそこに行ったら大丈夫と思ってもらえるよう地域の皆さまの意見もいただきながら相談に当たっていきたい」とあいさつした。 その後、豊住会長や中島議長ら6人が紅白のひもを引いて看板の除幕をした。式典後は第五地域包括支援センター内の内覧会も開かれ、参加者たちが受け付けカウンターや相談室などを見学した。 東部福祉まるごと相談室では午後3時半からセレモニーがあり、関係者約60人が開設を祝った。 福祉まるごと相談室の開設時間は平日の午前9時から午後5時まで。