60代・家事を「手放す」7つのコツ。掃除は優先順位をつけて毎日やらなくてもいい
●3:献立を固定化する
家事の負担がいちばん大きいのは、日々の炊事ではないでしょうか? 毎日、違うものをつくろうとすると、買い物も調理も負担が増えるので、メニューはある程度固定化した方がいいかもしれません。 肉、魚などメインのメニューで、自分が得意なものをいくつか決めてローテーションし、副菜は常備菜や簡単に用意できるもので回していけば、そんなに負担にはならないでしょう。
●4:買いすぎ、つくりすぎをやめる
家事の手間を減らす工夫というと、「つくりおきのおかずを用意しておきましょう」というアドバイスが必ず出てきます。しかし、このやり方が実情に合わず、家事が増え、食材の無駄が出ているかもしれません。 60代だと、子どもたちが巣立ち、夫婦2人という家庭も多いと思います。これまでのように、食材をたくさん買って、大量につくりおきすると余らせることも。常備菜は必要最低限にして、あとは、その場で簡単なものをつくれば、より新鮮なものを食べることができます。 私は電子レンジをもたないので、ご飯は6食分冷凍しておきますが、おかずは、その場でつくり、長くても2~3日で食べきっています。
●5:ワンプレートに盛る
1度に使う食器の数を減らすと洗い物がラクになります。 私は、ご飯、メインのおかず、副菜、漬物すべてワンプレートに盛ってしまいます。皿にのせないのは汁物だけ。友人に、「筆子の料理ってファミレスみたい」と言われたことがありますが、このやり方のどこが悪いのか正直、わかりません。 家族がいると、毎回、ワンプレートにするのは難しいかもしれませんが、休日のランチなどは、ワンプレート料理を増やしていきましょう。
●6:軽いツールや食器を使う
調理ツールも食器も、軽いものを使った方が疲れません。 先日、ずっと使っていたスープボウルを割ってしまったので、植物繊維からできている食器を使い始めました。とても軽いので、使うのも洗うのもラク。割れる心配がないので、気軽に使えて、もっと早く導入すればよかったと思うほど気に入っています。 今あるツールや食器をすべて買い替える必要はありませんが、今後、買い替えるときは、「軽さ」にこだわるのも、家事の負担を減らす1つの方法です。
●7:たたまない収納をする
洗濯した衣類を毎回たたんで収納するのは、わりと面倒。そこで、たたまない収納を試してみてください。 形くずれが気になるものは、クローゼットのハンガーにかけ、Tシャツなどは、丸めて引き出しやカゴに放り込んでみましょう。私も、大半の衣類をハンガーにかけています。 服の数が多いと、すべてをハンガーにかけることはできないかもしれません。この機会に、着ない服を手放すことをおすすめします。 以上、家事の負担を減らすアイデアを紹介しました。所持品を減らすと、散らかってもすぐに片づくので、掃除や整理整頓の手間が減ります。家事の負担が大きいなら、シンプルなライフスタイルを試してみてはいかがでしょうか。
筆子