【陸上】16歳久保凛が800mで大会制覇「世界で活躍できる選手になりたい」 初の日本選手権で2分3秒13の自己ベスト 田中希実は7位
◇第108回日本陸上競技選手権大会(30日、新潟・デンカビッグスワンスタジアム) 女子800メートル決勝は、16歳の久保凛選手(東大阪大敬愛高2年)が2分3秒13のタイムで初優勝を飾りました。 【画像】1500mでパリへの切符をつかんだ田中希実選手「自分の中で一歩踏み出すための地固めができた」 久保選手は予選で自己ベスト2分3秒50に迫る2分3秒60を記録。田中希実選手(New Balance)や卜部蘭選手(積水化学)らに競り勝ち、予選全体1位で決勝に進みました。 決勝は塩見綾乃選手(岩谷産業)を先頭に、久保選手は3番手で400メートルを通過。およそ61秒のラップを刻むと、バックストレートに入り先頭へ立ち、そのままトップでフィニッシュ。自己ベストを更新し、初出場で初優勝を飾りました。 レース後は「前半から先頭に出て走りたかったが、最初の100メートルで塩見綾乃さんが前に出たので、落ち着いてラスト250メートルからスパートをかけようと思いました」と冷静に分析。「もっと練習を積んで世界で活躍できる選手になりたい。今回パリ五輪の参加標準記録(1分59秒30)を切ること目標にしていたんですけれど、できなかったので次の世界の試合に出られるように練習を積んでいきたい」と今後を見据えました。 2位には2分4秒26で卜部選手が入り、3位は2分4秒33で渡辺愛選手(園田学園女子大)がフィニッシュ。1500メートル、5000メートルで2冠を飾った田中選手は2分5秒14で7位でした。