救急車呼ぶか迷ったら?茨城県で緊急性なき救急搬送が全国初の“有料化” 最大1万3200円【Nスタ解説】
県民からは… 「救急車台数が決まっているので、いい試みだと思います」 「重症なのかという判断は誰がするんですかね」 筑波記念病院では5日の夜も救急搬送がありました。運ばれたのは70代の女性で血尿が出ていて、腹部に痛みもありました。2日から現場では、緊急性の判断をすることになります。 筑波記念病院 大曾根礼医師 「緊急性があると判断したので選定療養費はいただかない方針としました」 女性は診療を受け帰宅。この女性の長男は今回の有料化に理解を示す一方で、戸惑いも見せます。 救急搬送された女性の長男 「いいことだとは思いますけどね。(Q今後救急車呼ぶとき迷うか)思いますね。基準がちょっとわからない。救急車って本当に助かるので、ありがたいことだと思うんですけど」 ■緊急性があると思ったらためらわず119番通報を 日比麻音子キャスター: 茨城県で導入された制度ですが、急を要さない救急車の利用を減らし、救える命を確実に救うためのものです。 呼吸困難、意識障害、けいれんなど、少しでも緊急性があると思ったら、ためらわずにすぐ119番通報をお願いします。 ただ「どっちかな?」と少し迷ってしまうこともあると思います。迷ったら『#7119(シャープ なな いち いち きゅう』という番号を思い出してください。 2024年11月時点で全国36の地域を対象に、医師や看護師等が電話でアドバイスをしてくれます。24時間365日対応で、緊急度が高くない場合は受診できる医療機関の案内もしてくれるということです。
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