名神立ち往生、19時間ぶり解消 滞留770台、予防措置実施せず
岐阜県関ケ原町の名神高速道路関ケ原インターチェンジ(IC)付近で起きた大雪による立ち往生は発生から約19時間たった25日午前4時ごろ、全面的に解消した。中日本高速道路のほか、災害派遣要請を受けた陸上自衛隊が除雪に当たった。車の滞留は24日午後2時時点で計約770台に達していた。 【写真】トレーラーなどが立ち往生した名神高速道路の関ケ原インターチェンジ付近=24日
中日本高速道路は23日、大雪で通行止めの可能性があると注意を呼びかけていたが、本格的な降雪を前に規制する「予防的通行止め」は実施していなかった。同社は「予測を超える降雪があり、結果的に滞留が発生した」としている。 中日本高速道路によると、同IC付近の下り線で24日午前9時過ぎ、雪で動けなくなったトレーラーが道をふさいでいるのが確認された。 立ち往生解消後も岐阜羽島IC―栗東湖南IC間の上下線を通行止めにして、除雪作業を継続。断続的に雪が降り、25日午前10時時点で規制解除の見通しは立っていない。 気象庁によると、関ケ原町では24日午後6時までの12時間降雪量は58センチを記録、観測史上最多を更新した。