〔NY外為〕円、153円台後半(18日朝)
【ニューヨーク時事】18日午前のニューヨーク外国為替市場では、米連邦準備制度理事会(FRB)の金融政策決定を控えて警戒感が高まる中、円売り・ドル買いが優勢となり、円相場は1ドル=153円台後半に下落している。午前9時現在は153円80~90銭と、前日午後5時(153円41~51銭)比39銭の円安・ドル高。 FRBはこの日まで開催の連邦公開市場委員会(FOMC)で金融政策を決定する。市場では、0.25%の利下げが確実視されているが、来年には利下げペースが鈍化したり、利下げが休止されたりする可能性があるとの見方も台頭している。このため、パウエルFRB議長の会見や最新の経済・政策金利見通し(ドットプロット)から今後の金融政策に関する手掛かりを得たいとの思惑が強い。一方で、米長期金利の上昇が一服する場面では、円を買い戻す動きが一時強まった。 米商務省がこの日発表した11月の住宅着工件数は前月比1.8%減の128万9000戸となり、市場予想(ロイター通信調べ)の134万3000戸を下回った。ただ、相場への影響は限定的だった。 ユーロは同時刻現在、対ドルで1ユーロ=1.0490~0500ドル(前日午後5時は1.0487~0497ドル)、対円では同161円30~40銭(同161円02~12銭)と、28銭の円安・ユーロ高。