「奇跡だ」鈴木彩艶がビッグセーブで大活躍!伊メディアやパルマ同僚&監督、敵将から相次ぐ賛辞…移籍後初のPOMも受賞! | セリエA
【欧州・海外サッカー ニュース】パルマに所属する日本代表GK鈴木彩艶は、日本時間6日のセリエA第19節のトリノ対パルマ戦(0-0)で移籍後初となるプレーヤー・オブ・ザ・マッチに選出される活躍を見せ、賛辞を受けた。 【動画】鈴木彩艶がMOMの大活躍!|トリノ×パルマ | ハイライト
2024年最終戦となったモンツァ戦での劇的な勝利を勢いに、日本時間6日、トリノで新年初戦に臨んだ昇格組のパルマ。日本代表GK鈴木彩艶を中心にパオロ・ヴァノーリ率いるチームの攻撃を封じ、敵地でのスコアレスドローで貴重な勝ち点「1」をもぎ取った。 今シーズンからパルマでプレーする鈴木は、ここまで出場停止となったウディネーゼ戦を除くリーグ戦全試合に出場しているが、トリノ戦でも先発してフル出場。3度のビッグセーブを見せるなどして大活躍すると、移籍後初となるプレーヤー・オブ・ザ・マッチ(POM)を受賞し、各方面から賛辞を受けた。 パルマ指揮官ファビオ・ペッキアは、『DAZN(ダゾーン)』のインタビューにおいて「前半はトリノに追い詰められたが、ザイオンが素晴らしかった」と称えたほか、同僚のエルナニも日本代表GKを絶賛。「多くの負傷者や体調不良者がいる中、今日は1ポイントを獲得できた。ザイオンを褒めたい。彼が最高の試合を見せてくれたおかげで、勝ち点を持ち帰ることができた」と感謝した。 敵将ヴァノーリもまた、ザイオンのパフォーマンスに脱帽。自陣の攻撃陣がフィニッシュの際に冷静さを欠いたことを認める一方で「終盤の(カロル)リネティのシュートに関してはビッグセーブがあった。実際、彼ら(パルマ)の最優秀選手はGKだったんだ」と振り返った。
鈴木彩艶の現地メディア評価は?
イタリアメディアの間でも、鈴木のパフォーマンスは反響を呼んだ。大手の『Mediaset』はパルマGKに対し、両チームを通じて最高点となる「7.5」と非常に高い評価を下している。寸評においても22歳GKを称賛した。 「前半、並外れた決定的なクリアを2回見せ、試合の最も難しい時間帯でチームメートたちを支えた。後半、アディショナルタイムのラスト1秒までは仕事がなかったが、そこでリネティに対して、またしても奇跡を達成。マン・オブ・ザ・マッチのタイトルの権利をつかみ取った」 『Eurosport』イタリア版もまた、鈴木のパフォーマンスを「7.5」と高得点で採点。「前半の主役だった。(チェ)アダムスに対しては奇跡だった。その後も、スコットランド人選手に対して極めて素晴らしかった。終盤はリネティに対するダイビングセーブもあった。パルマが0-0の結果でトリノから帰宅できたことの功績の大部分は彼にある」と絶賛した。 このほか大手メディアの『Sky sport』も鈴木を「7.5」と高く評価したほか、トリノが拠点のイタリア紙『Tuttosport』は「スズキがトリノを止めた!パルマGKの殊勲」との見出しで称賛し、鈴木のビッグセーブを伝えた。 パルマの地元紙『Gazzetta di Parma』や『Parma Today』も「スズキが決定的なセーブを見せた」などと報道。前者は「トリノの重要な攻撃は、最高級のスズキによって止められた。額縁に飾るべきセーブだった」と賛辞を贈った。 試合情報 ジェノア vs パルマ 試合時間:2025年1月12日(日)日本時間20:30 会場:スタディオ・ルイジ・フェッラーリス