F1をもっと身近な存在に……DAZNのF1番組アンバサダーになったカープ女子“yu”にかけられる期待「初心者だからできることもある」
■F1初心者だからこそ伝えられること
しかしyuさんは、それまでF1に触れた経験はほとんどなかったという。それでも、DAZNのF1番組である『Wednesday F1 Time』のPRアンバサダーに挑戦してみようと思ったのはなぜなのか? 「OLをやっていた時、広島のアウディの販売店で働いていました。その時の営業の方の中にF1好きな人がいたんです。でも私は、DAZNに加入はしていて気にはなったものの、観たことはなかったんです」 そう語るyuさんは、正直にF1に対して持っていた印象を語ってくれた。 「周りにはF1好きな人はあまりいませんでしたし、そういう状況で踏み込むのが難しいスポーツ……私にとってはそういうイメージでした。最初は、”クルマが走っているだけ”と思ってしまうようなこともありましたし、何がどうなっているのか分からなかったんです」 「オーディションの中でも、他の候補者の方の中にはもともとF1が好きで、ものすごく詳しい方もたくさんいらっしゃいました。投票してくださる方の中には、やっぱりF1に詳しい子にアンバサダーとしての活動をして欲しいという思いの方もたくさんいらっしゃったと思います」 「そこと私のギャップを埋めるのは、難しいと思いました。だから自分が勉強している姿とか、好きになっていく姿を見せていこうと考えました」 「今回のDAZNさんのオーディションは、新しいファンを獲得したいというところが大きいと思います。それに向けて自分ができることをやって、分からないことは素直に分からないと言えた方が潔いと思いました」 yuさんは、さらに次のように続けた。 「身近じゃないというのが、一般の方がF1を見ない大きな理由のひとつだと思います。これまで私が好きになったスポーツは、見る機会が多かったスポーツだと思います。広島に住んでいましたから、月曜日以外は毎日野球をテレビでやっていました。毎日18時にはテレビの前に座ってカープの試合を見る、そういう習慣になっていたんです」 「それと同じように、F1を皆さんの習慣にする。そういうことができるんじゃないかと思っています。金、土、日は一緒にF1を見ましょう……そういう空間をまず作り出せたらと思っています」 「自分が好きになったF1を、どうして好きになったのかということから広めていくのが大事かなと思っていて、自分が実際に見たり感じたりしたことをどんどんアピールしていく場を増やしていくのが、今やりたいことです」
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