松崎しげる「歌い継いでいくのが僕のこれからの使命」西田敏行さんら亡き盟友たちを偲ぶ
歌手の松崎しげる、お笑い芸人のゆりやんレトリィバァ、ガールズバンド・SCANDALのMAMIが、11月12日に都内で行われた「Fender×ハローキティ製品発表会」に登壇。ハローキティとともに特別セッションを披露した。 【写真】ゆりやんが「オールウェイズ・ラヴ・ユー」の替え歌で「And I」の部分を「Fender~」と歌うもややウケ ■松崎しげる「75歳になっても、いまだにギター小僧」 ギターメーカー・Fenderでは、11月1日に50周年を迎えたハローキティを祝って特別なコラボレーションギター、限定ライフスタイルアイテムをこの日から発売。東京・渋谷区のFender Flagship Tokyoでは、ハローキティデザインのフォトコーナーの設置、Fender Cafeで購入者に限定ドリンクの無料提供などが行われる。 イベント冒頭で、松崎は「僕は(来週の誕生日で)75歳になっても、いまだにギター小僧。家にいるとギターに囲まれているというか、常に横にギターがないとダメなんで。ギターというのは女性のボディーみたいなものなので、そういう部分ではやっぱり永遠の自分の妻でしょうか」と、120本所有しているというギターへの思いを吐露。 さらに「僕はキティとは友達なんです。何年前ですかね。ブラックキティ、日焼けのキティちゃんとコラボをして。2人でピューロランドで楽しい一夜を過ごしました(笑)」と、ハローキティとの関係を明かした。 ■MAMI「(SNSは)バンドの告知よりキティちゃん」 また、ハローキティが大好きというMAMIは「ピューロランドとかキティちゃんに会えるイベントとか結構プライベートでも行ってて。今日は本当にめちゃくちゃうれしいです」と笑顔。 「イベントやピューロランドでキティちゃんとツーショットを撮って、それをSNSに、最近はそればっかり上げさせてもらっていて。自分たちのバンドの告知よりもキティちゃんのことを載せているっていう…(笑)。それぐらい、めちゃくちゃキティちゃん好きです」と、ハローキティへの熱い思いを語り、「いつも使っている機材に早く組み込みたい」と自身のギターもハローキティ仕様にしたいと希望。 誕生日、趣味のピアノをはじくこと、英語が得意というところがハローキティと一緒で、憧れの女性にハローキティを挙げているゆりやんも、ハローキティへの愛を英語でアピールした。 ■ゆりやんレトリィバァ“マーティ弾き”を披露 ゆりやんはギターについて「小学生の時に映画の『バック・トゥ・ザ・フューチャー』(1985年)を見て、マイケル・J・フォックスが『Johnny B. Goode』を弾いているじゃないですか。あれを見て『格好良い!』『弾きたい!』『こんな格好良いのがあるんだ!』って思って。その時から始めて…いたら、もうギター歴20年ぐらいです」と、思い出を語りつつ笑いを誘う。 「それから高校生の時にアークティック・モンキーズに憧れて、エレキギターをバイト代で貯めて買ったんですよ。でも、3個ぐらいコードを練習して、そこから全然はじけなくて」と、少しだけ経験していると告白。 それを聞いた松崎は「3個はじければ大丈夫。音感がいい人だから。だから何をやらしてもね、すぐマスターすると思います」と太鼓判を押す。 すると、ゆりやんはギターを弾き始め、マーティ・マクフライばりに暴走。カメラマン席ギリギリまで前に出てくると、膝をつき、さらに仰向けになって演奏。最後は客席(報道陣)を見渡す表情まで『バック・トゥ・ザ・フューチャー』を再現して盛り上げた。 そして、ハローキティが見守る中、3人でセッション。11月1日がハローキティとゆりやん、11月19日が松崎の誕生日ということで、「ハッピーバースデートゥーユー」をロック調で演奏。 松崎は「いいっすね。昔の自分たち、学生のころにアマチュアバンドで最初に音を出した時の感じですね」と感慨深げ。ゆりやんも「めっちゃ気持ち良かったです。ギターってこんなに気持ちいいですね」とうれしそうに感想を語った。 ■松崎しげる「もう一度表現したい」西田敏行さん、大橋純子さんら追悼 最後に、松崎は「こうやってギターを弾いて、みんなといると青春、常に青春というか、年はもう関係ないですね。やっぱりFenderっていうのは、僕たちの神様みたいな存在ですから。こうしてコラボできるっていうのは最高です。ワールドワイドなキティちゃんがいるっていうのは、これはもう最高のコラボ」と絶賛。 さらに、今後の活動について「もう毎年毎年挑戦ばっかりなんで、生ある限り歌うしかないです。やっぱり歌わなくちゃいけない役割になっちゃっているし」とコメント。 「今まで自分が携わってきたアーティストたちが天国に召されている方が多いので、そういう曲をいっぱい歌い継いでいく。歌い継いでいくっていうのが僕のこれからの使命だと思うし。来年はきっとそういった部分では、西田敏行にしろ、大橋純子ちゃんにしろ、自分に近かったアーティストたちのことをいっぱい、皆さんにもう一度表現したいなと。それが最高の供養になるんじゃないかなと思っています」と、亡き盟友たちを偲んだ。