「足が長くて」スタイリッシュな新型SUVが2024年内に正式発表か!?DSオートモービルズの電動化戦略が新たなステージへ
100%電動パワートレーンを搭載する次期SUVモデル
2024年11月21日(現地時間)、DSオートモービルズが次期SUVモデルを一部公開した。発表によると、100%電動パワートレーンを搭載し、750kmの航続距離を実現するという。なお、この発表の2日前にはステランティスグループからまったく新しいマルチエネルギープラットフォーム「 STLAフレーム」が発表されている。 【写真はこちら】SUVだけでなく、フルサイズ ピックアップ トラック、小型商用車にも対応(全9枚) 今回発表されたDSオートモービルズの次期SUVモデルは、100%電動パワートレーンを搭載。エレガントなSUVのダイナミズムを実現しながら、ラグジュアリーな大型SUVで課題となる航続距離を伸ばすため効率化を徹底的に追求、とくにエアロダイナミクスを磨き上げたという。 そのエクステリアは背の高い4ドアクーぺという流麗なプロポーションで、フロントガラスとAピラーが後方に移動され、エンジンを搭載する必要にないボンネットはより低い位置に下げられているのが特徴。また、リアウイングはボディと一体化され、リアコンビライトには空気の流れをスムーズにする効果もある3次元垂直シグネチャーが備えられている。 これらにより次期SUVモデルは、DSの本質的なDNAを失うことなく、WLTP サイクルと高速道路で 750 km (466 マイル) の航続距離を実現しているという。 フロントエンドにハイテクなアイデンティティを備えているのも特徴で、DS PIXELVISION ライトを囲む垂直のデイタイム ランニング ライトによってDSらしさが強調されている。 現時点で明らかになっている部分は多くないが、年末までにはさらに詳細な内容が発表される予定となっている。
新しいマルチエネルギープラットフォーム「 STLAフレーム」を発表
DSオートモービルズの次期SUVモデル公開に先だって、ステランティスグループからまったく新しいマルチエネルギープラットフォーム「 STLAフレーム」が発表されている。このプラットフォームがDSオートモービルズの次期SUVモデルに採用されているのか発表はないが、可能性は十分にありそうだ。 SUVも想定して設計された「 STLAフレーム」は、汎用性が高く、内燃機関、ハイブリッド、水素、バッテリー電気、レンジエクステンダー電気自動車など幅広いパワートレーンに対応するのが特徴。電気自動車で 800 km、レンジエクステンダーで1100 kmの走行距離を実現し、400ボルトと800ボルトのEVアーキテクチャで最大350kWのDC急速充電を提供し、わずか10分で100マイル走行できるとしている。 また「 STLAフレーム」は、SUVだけでなく、フルサイズ ピックアップ トラック、小型商用車にも対応。ステランティスグループのさまざまな車両に使われることになる。 ■STLA フレーム 主要諸元 全長範囲: 5,488 ~ 5,941 mm 全幅範囲: 2,062 ~ 2,124 mm ホイールベース範囲: 3,143~ 3,690 mm 地上高範囲: 168 ~ 262 mm 最大タイヤ径: 834/838 mm 充電の柔軟性と双方向電力
Webモーターマガジン編集部