自動車の維持費を少しでも抑えたい!今すぐできる維持費節約テクを専門家が解説
車はあまり乗らなくても、持っているだけで税金や駐車場代などの維持費がかかります。しかもその金額は、1台につき年間数十万円にも!物価高騰が続く今、車の維持費をできるだけ抑えることは、家計を守る大きなポイントになります。そこで、節約アドバイザーの丸山晴美さんに、車の維持費を節約するテクを聞きしました。 【画像】自動車の維持費を少しでも抑えたい!今すぐできる維持費節約テクを専門家が解説 なお、今回ご紹介する情報はすべて2024年4月時点の取材情報を基にしています。 みなさまこんにちは。節約アドバイザーの丸山晴美です。 お金にはトレンドがあって、その情報をキャッチできるか否かで、得する人と損する人に分かれます。私はみなさまに“お金の旬の情報”を“わかりやすく”お届けしていきたいと思います。今回のテーマは「車の維持費の節約テク」!
自動車保険は「年齢条件」をこまめに見直すことで安くできる
車の維持費は大きく分けて、税金、保険料、駐車場代、車検も含めたメンテナンス費用、ガソリンなど車の使用に関する費用の5つがあります。 維持費の金額は車種や保険の内容、駐車場の有無などさまざまな要素で異なりますが、だいたいコンパクトカーで30~40万円、駐車場代や保険料によっては50万円以上かかる場合も。 1世帯で2台、3台保有している場合はとても大きな出費になりますから、少しでも抑える方法を知っておきましょう。 まず、今すぐ見直せるのが保険料と駐車場代でしょう。 自動車保険には「年齢条件」というのがあり、全年齢で補償が受けられる「全年齢補償」はもっとも保険料が高くなります。年齢条件の区分が高いほど保険料は下がるので、大人しか乗らないのであれば「35歳以上補償」などの制限をつけて保険料を抑えましょう。 「運転者限定」を「本人限定」や「家族限定」に変更することでも保険料が安くなります。 また、一定期間事故を起こさずにいると「無事故割引」が適用される保険も少なくありません。丁寧で安全な運転を心がけ、無事故をキープすることも大切です。 駐車場代は、地域や場所で大きく異なり、都心部では月5万円以上するケースも少なくありません。屋根がない青空駐車場にするなど、駐車場のグレードを落とすことも考えましょう。 ただし、車の盗難被害が増えているため、多少コストがかかったとしても盗難リスクを下げる対策をした方が、結果的には節約になるケースも。万が一盗難された場合、自動車保険の車両保険に加入していれば保険金が支払われますので、加入中の自動車保険を確認しておくといいでしょう。