『ドラクエ』を卒業したナンバリングタイトル調査結果 「ハード」の壁は高い?
「ドラクエ」ファンの愛が深い結果に!
マグミクス編集部は「『ドラゴンクエスト』を卒業したナンバリングタイトルは?」と題して、2024年5月2日から5月9日までの期間、読者アンケートを実施しました。総投票数160票のアンケート結果から、「ドラクエ」ファンが「卒業」したタイトルの傾向をみていきます。 【アンケート結果】「ドラクエ」を卒業したタイトルは? ランキングを見る! ●3位:『ドラゴンクエストVIII 空と海と大地と呪われし姫君』で卒業(20票) 3位は、「PlayStation 2」用ソフトとしてリリースされた『ドラクエ8』でした。初代から『ドラクエ8』までが、腰をすえて楽しめる「ドラクエ」らしい正統派RPGでした。転機となったのは、次にリリースされた、ニンテンドーDS用ソフト『ドラゴンクエストIX 星空の守り人』です。 主人公は人ではなく「天使」であり、シリーズで初めて、キャラクターメイキングが導入されました。ひとりで楽しむこともできるのですが、ニンテンドーDSを持って外出し、「すれちがい通信」でほかのプレイヤーと「宝の地図」を集めることが、大きなやり込み要素でした。「ドラクエっぽくない」という理由で、買ったものの途中でやめてしまった、という声も見られました。また、ハードが据え置き機から携帯機に変わったのも、大きなポイントです。 【回答者の声】 ・オンライン、すれ違い通信がめんどくさいと思った。 ・ニンテンドーDSを持っていなかったし、新たに購入する予定もなかった。 ・ゲーム機が変わったから。 ●2位:『ドラゴンクエストVI 幻の大地』で卒業(24票) 2位は、スーパーファミコン用ソフトとしては最後のリリースとなった『ドラクエ6』でした。次の『ドラゴンクエストVII エデンの戦士たち』の発売までは、約5年もの期間がありました。その間に、進学や就職などで環境が変わったことで、ゲーム自体から離れてしまったという回答が目立ちました。 また、これまでファミコン、スーファミ、と任天堂のハードに親しんできた人たちにとって、PlayStationへ乗り換えをするかは悩ましい問題でした。ゲームシステムの面でも、周囲の「石版集めがあまりに難しい」という声を聞いて、ソフトの購入に至らなかったケースがあったようです。 【回答者の声】 ・スーパーファミコンまでしかゲーム機を持っていなかったから。 ・ハードがPlayStationになってしまったから。 ・大学進学で、ゲームに割ける時間が減ってしまった。 ●1位:卒業していない(全タイトルプレイ済み)(38票) 1位は、初代から最新作まで全てプレイしており、「卒業していない」という結果になりました。また、下位を見てみると、「ロト3部作」で卒業した人の数は圧倒的に少なく、「ドラクエ」ファンの熱量を感じられるアンケート結果となりました。 すでに卒業してしまった人のコメントでは、「社会人になったから」「子供ができて、妻にゲームを禁止された」「大人になって、ゲーム自体、長時間やらなくなった」「ハードを買えなかった」など、環境面での理由が多数見られました。 ただ、いったん卒業はしたものの、「原点回帰」をうたった『ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて』で、「ドラクエ」の面白さを再確認した、という声もありました。発売が予定されている『ドラゴンクエストXII 選ばれし運命の炎』は「ダークで大人向け」と堀井雄二さんがコメントしていることから、卒業してしまった元「ドラクエ」ファンも、どんなゲームになるか気になるのではないでしょうか。 ※記事の一部を修正しました。(2024年5月15日 21:45)
マグミクス編集部